家族を罪に問う~告白する女性たち~(仮)
2025年10月、当時高校生の実の娘に性的暴行を加えたとして、富山県の元会社役員の父親・大門広治被告に懲役8年の判決が言い渡されました。きっかけは被害者本人の福山里帆さんの実名・顔出しでの告白でした。
母親が不在の自宅で、中学2年の時に始まった被害。誰にも言えず、一人抱え続けてきた里帆さんは今もPTSDなどに苦しみ続けています。しかし一昨年、現在の夫・佳樹さんと共に、過去を断ち切るため「父を罪に問う」と決めます。ただ刑事告訴から判決に至るまでの道のりは、想像を超える苦難の連続でした。加害者である父親との面会、親族からの反発、捜査機関の取り調べによる追体験...。それでも里帆さんは「同じような被害に遭った人たちの"道しるべ"になりたい」と、裁判にも出廷。卑劣な家庭内性虐待の実態を証言しました。
里帆さんの想いは全国に波及し、里帆さんのSNS宛にカミングアウトする声が相次いでいます。このうち大阪府に住む20代のかおり(仮名)さんは、中学時代に実の叔父に性的虐待を受けました。後遺症に苦しみ、生活も立ち行かない状況ですが、「自分も変わりたい」と刑事告訴に踏み切りました。
「家族を訴える」とはどういうことなのか。
裁判で実の父を問う里帆さんの3年、そして訴えに至ったかおりさんの姿から、「家庭内での性的虐待」の理不尽さを考えます。
受賞のお知らせ
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第63回ギャラクシー賞 奨励賞受賞
『映像'25 奪われた琉球遺骨~研究か尊厳か』
(2025年9月28日放送)
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第45回「地方の時代」映像祭 選奨
『映像'25 歪んだ正義~止まらぬ攻撃の先に~』
(2025年5月25日放送)
最近の主な受賞から
- 第63回ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'25 奪われた琉球遺骨~研究か尊厳か』(2025年9月28日放送)
- 第45回「地方の時代」映像祭 選奨『映像'25 歪んだ正義~止まらぬ攻撃の先に~』(2025年5月25日放送)
- 第66回科学技術映像祭 優秀賞受賞『映像'25 私らしく~初のアルツハイマー治療薬と共に~』(2025年2月23日放送)
- 2025年日本民間放送連盟 審査員特別賞『映像'25 鈴木順子 私は生きる~JR福知山線脱線事故20年~』(2025年4月27日放送)
- 第62回ギャラクシー賞奨励賞受賞『映像'24 国家の嘘と報道の任~北朝鮮帰国事業65年~』(2024年9月22日放送)


