待ちに待った今季初の直接対決は、優勝争いを左右する2連戦となる。舞台は両チームが拠点とする大阪だ。あす3日(土)と4日(日)、おおきにアリーナ舞洲(大阪・此花区)で行われる、サントリーサンバーズVSパナソニックパンサーズ。

 ホームチームのサントリーは、19勝3敗54ポイントで2位。パナソニックは21勝1敗62ポイントで、現在1位。この2連戦の勝敗による1位と2位の入れ替わりはないが、レギュラーラウンド1位通過に向け、互いにとって極めて重要な試合となる。

 バレーボールのVリーグDIVISION1男子レギュラーラウンドは、去年10月に開幕し、10チームによる4回戦総当たりで進んできた。サントリー、パナソニックとも36試合中22試合を消化し、もうすでに4試合を戦い終えた相手もある。しかし、両雄の直接対決については、サントリーが去年12月に世界クラブ選手権に出場したこともあってイレギュラーな日程となり、シーズン後半に直接対決の4試合全てを残す形となっていた。

サントリー 山村宏太監督「各セットの入り方が重要になってくる」

 2日、おおきにアリーナ舞洲での前日練習を終えたサントリー・山村宏太監督は「お互いサーブで攻めて崩した方が有利に持っていけるだろうし、セット序盤にリードしたチームがより戦いやすくなっていくのかなと思うので、各セットの入り方が重要になってくる。自分たちのパフォーマンスを最大限発揮して、さらに自分たちが成長できるような試合にしていきたい。」と意気込みを語った。

パナソニック ティリ・ロラン監督「いいサーブを入れて崩して」

一方、パナソニックのティリ・ロラン監督も「とてもエキサイティングな試合になると思う。サントリーは攻撃力のあるチームなので、いいサーブを入れて崩して、ムセルスキー選手やアライン選手など相手のアタッカー陣をコントールするのもカギになる。」と、山村監督と同じくサーブをポイントに挙げた。

 6連勝中のサントリーが差を縮めるのか。それとも15連勝中のパナソニックが突き放すのか。この週末は舞洲から目が離せない。(取材・文 MBSアナウンサー金山泉)

【試合概要】

 2月3日(土)、4日(日) サントリーvsパナソニック(おおきにアリーナ舞洲・大阪市此花区)両日とも午後0時5分試合開始。Bリーグ「大阪エヴェッサ」との共同開催試合となり、サントリーvsパナソニックの後に、大阪エヴェッサvs千葉ジェッツが行われる。試合前日の午後11時59分まで前売りチケット販売中。当日券も販売予定。