( ΘェΘ)<ゲストさん、インタビューでぇ〜す

「パンダが町にやってくる」では、劇中の音楽に80年代〜90年代のヒット曲を使っています。このきっかけとなったのが、2007年4月25日にリリースされた『R35 Sweet J-Ballads』というCD。発売以来70週にわたり、オリコンウィークリーランキングにチャートインし続け、累計売り上げ枚数120万枚を突破!J−POPコンピの歴史に金字塔を打ち立てました。ドラマでは、このR35(35歳以上限定)に当たる80年代〜90年代の8つのヒット曲をピックアップ。毎週、その曲が劇中で流れるとともに、アーティストの方にも、ヒロイン若菜翔子がDJ如月奈々として担当するラジオ番組「ムーンライト・キッス」に出演してもらっています。
このページでは、アーティストの方に、曲が発売された当時を振り返ってもらい、その曲への想いと印象的な思い出を語っていただきました。

第8週(12月24日放送)のゲスト
辛島美登里さん
「サイレント・イヴ」(1990年11月発売)

 第8週の劇中音楽は「サイレント・イブ」。この歌を歌う辛島美登里さんが、なんと! 第38話(12月24日放送)のジャズバー・ミスティに登場。自らのピアノ演奏で「あなたの愛になりたい」を披露してくれます。スタジオでは、辛島さんの生演奏に全員が惚れ惚れ。普段、ドラマのスタジオで生の音を映像と一緒に撮影することはほとんどないので、今回の辛島さんの歌は必見です。

 以前、NHKのドラマ新銀河「ラスト・ラブ」の主題歌を歌った時に、バーの弾き語り役として出演したことがあるという辛島さん。今回も同じようなシチュエーションでの出演となりました。ライブの形とはいえ、緊張するという辛島さん。「ディレクターから、5秒前、4、3・・・ってキューをもらって引き始めるので、自分の呼吸で出来ないでしょ。始まった時に、ああもう引き返せないな〜って。ライブでも間違えることはありますけど、ドラマの中だと周囲の方に迷惑をかけてしまいますからより緊張しますね。私はいつも自分で点数をつける時は65点なんですけど、今日も65点です」と辛島さん。今回の劇中音楽については、「ドラマの中で歌とお芝居がうまく化学反応を起してくれるのを楽しみにしています。今日のライブの部分がうまくドラマのビタミンになってくれればいいですね」。

「サイレント・イヴ」がリリースされたのは1990年。テレビドラマ「クリスマス・イブ」の主題歌として大ヒットした。「ちょうど世の中にバブルがはじけた名残りが残っていた頃。アッシー君がいたり、ティファニーのアクセサリーをプレゼントしたり、高級車を乗り回したり。その一方で、心の中ではどこか満たされていないっていうギャップを抱えていて。それを変えたいと思って作ったんです」とか。クリスマスに別れを決めた恋人のことを思う心模様を描いた切ない歌詞だった。辛島さん自身の当時の思い出は、「ただただ忙しくて。自分の中では何も変わっていないのに、めくるめく忙しかった。今はゆっくりと物が見られるようになって、当時は大変だったな、と」。

「サイレント・イヴ」は今でも歌うたびに緊張するという。「特に出だしの『真っ白な粉雪〜』は、何回歌っても緊張してしまって…。最後に『もう一度私の夢をつかむまで』とあるんですが、切ないけれど、もう1回頑張ってみようっていう部分を、今は前向きに歌っているんです。時を重ねてきたみたいでうれしいですね」。リリースから18年、曲に対する思いも少し変わられたようです。


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