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◆第10話 「死ぬ死ぬ詐欺な男」


脚本 松田裕子
監督 村谷嘉則
出演 中土居宏宜[Lead]、柳沢貴彦/肘井美佳 ほか

人気キャラクター・エコレッドのコスプレを着て屋上にたたずむ龍二。そこに、自殺だと勘違いした警備員の船津丸や、龍二行きつけのキャバクラで働く沙耶も駆けつけ、必死に説得する。しかし、何かがおかしい。噂を聞きつけた世間は、「番組の終了に対する抗議だ」、「地球環境に対しての抗議だ」、「労働条件への改善の抗議だ」など言いたい放題。しかし龍二の本当の目的は離婚した妻が連れて行った娘・七菜に会うためだった。
Q1初めて台本を読まれたときの感想をお聞かせください。

ドラマのタイトルにピッタリな作品で、まさに『あり得ないなぁ!』と、笑いながら読ませていただきました。また、演じ方については、リュウの一生懸命さを大切にした方が、見た目とのギャップを際立たせることができて、より面白くできそうだと感じました。


Q2このお話の中で一番“あり得ない”と感じたことは何でしたか?理由と合わせてお聞かせ下さい。

やっぱりオチの、色違いの部分ですね。「そこはちゃんと調べとこうよ!」ってリュウにキツく言いたいです(笑)。


Q3不起訴処分ではあるものの逮捕されてしまいましたがその後、沙耶さんとお付き合いを始めたというリュウをどう感じましたか?理由と合わせてお聞かせください。

ストーリーでは過去を振り返ることにばかりスポットが当たっていましたが、告白するくらい沙耶さんの事を好きで、ちゃんと未来に進もうとしていたのだから、良かったんじゃないでしょうか?
将来的に結婚するのかはわからないですが、1度失敗をしているし、娘の為になんでもできちゃう熱い心の持ち主だから、次の奥さんとはきっといい関係が築けるはずです!

Q4どうしても娘と会いたかったリュウは、あまりにあり得ない行動を取りましたが中土居さんがどうしてもしたいことのために頑張ったこと、挑戦したことがありまたらお聞かせ下さい。

小学生の頃にプレイステーションが欲しくて、家の手伝いを何ヶ月もして、コツコツお小遣いを貯めて頑張ったことがあります。でも、「もう少しで買える!」っていう時に、兄がサラッと買ってきてしまって・・・ぼくも一緒に遊べるので嬉しかったんですが、志半ばだったので、子どもながらに心から喜べなかったという、ほろ苦いような、甘酸っぱいような思い出があります。


Q5中土居さんご自身に起きた“あり得ない!”話がありましたら、お聞かせください。

年始に携帯電話をきれいにしたくて、石鹸をつけて洗ったら水没してしまったこと。家族が心配そうに見ている中、「防水機能があるから大丈夫!」と威勢よくジャブジャブしていると、たちまち画面が真っ暗になってしまって・・・石鹸がいけなかったんでしょうか!?


Q6最後に視聴者の皆さんに見所を合わせて一言お願いします。

見所はズバリ、リュウの格好です(笑)!はじめはシュールな笑いを楽しんでいただけると思います。
しかし!後半にかけてリュウの熱い思いがみんなを動かす原動力となって・・・あら不思議!どんなストーリーにもそぐわないはずの格好が、むしろ自然に思えてきて、最後には感動していただけると思います。笑いもあり、涙もありの30分を、是非是非ご覧ください。


(C)2010ポニーキャニオン・あり得ない!プロジェクト