1980年にスタートし、毎月1回の放送を積み重ねてきたMBSの看板ドキュメンタリー番組「映像シリーズ」が、次回12月5日の放送をもって通算500回を迎える。
この間に番組が映し出してきた時代は、どのようなものだったのだろうか。次回の「映像'21」は、通常60分のところを90分に枠大し、特別番組として放送する。
①1980(昭和55)年からの「東西冷戦の時代」
②1989(平成元)年からの「バブル経済全盛の時代」
③1995(平成7)年からの「平成不況の時代」
④2001(平成13)年からの「聖域なき構造改革の時代」
⑤2008(平成20)年からの「世界同時不況の時代」
⑥2012(平成24)年からの「アベノミクスの時代」
⑦2020(令和2)年からの「withコロナの時代」
以上の7つの時代区分とともに、日本や世界で起こった問題や事件を振り返りながら、その時代その時代に放送した「映像シリーズ」の番組20本あまりを、ダイジェストで紹介していく。キャスターは、MBSの西靖アナウンサーが務める。
月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。