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純烈スーパー銭湯アイドルVol.1233
何がマダムたちを夢中にさせるのか!?
メンバー卒業までの123日と、再スタート
ひとたびステージに上がると、会場は一体感に包まれ、黄色い歓声が響く。
2022年のステージ数およそ300回、テレビ番組出演150本、紅白歌合戦にも5年連続出場と、それまであまり馴染みのなかった「ムード歌謡コーラスグループ」として確固たるポジションを築き上げた。
結成15年。絶頂期ともいえる中、今年をもって純烈を卒業する者がいる。小田井涼平、立ち上げ以来の人気メンバーだ。齢51、会社なら管理職になっていてもおかしくないが、今もなおシャツが透けてしまうほど汗をかき、歌って踊り続けている。ステージ後の楽屋ではなかなか呼吸が整わないこともしばしばあった。「グループのピークは今かもしれないけど、もう僕の体力のピークは過ぎていますから」そう笑う小田井は、純烈とは違う別のステージを見据えていた。
番組は、大きな転換点を迎えた彼らにカメラを向けた。だが、そこにあるのは感傷ではない。スーパー銭湯でのステージを待つファンに気さくに話しかけ、散歩中に声をかけられても気軽な会話で盛り上がる、そんな飾らない等身大のおじさんたち。ただ、小田井の穴を埋めるべく加入する新メンバーには葛藤もあった・・・。
純烈とは、いったい何者なのか。卒業と再スタートに揺れる4か月間に密着、新たな道へ進む男たちの想いに迫る。
PROFILE
2007年、歌謡コーラスグループとして6人編成でスタート。
2010年「涙の銀座線」でメジャーデビュー。
2018年「第69回NHK紅白歌合戦」に初出場。以来、5年連続で出場を果たす。
リーダー、酒井一圭(1975年生まれ)。
リードボーカル、白川裕二郎(1976年生まれ)。
コーラス担当、小田井涼平(1971年生まれ)後上翔太(1986年生まれ)。
2022年末で小田井が卒業し、2023年元日に岩永洋昭(1979年生まれ)が新メンバーとして加入。
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
撮影:倉本圭太・古東千由
音効:中嶋尊史
編集:金井隆輝
制作協力:ビデオユニテ
プロデューサー:沖倫太朗・天野衛・下中大介
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