毎日放送では、放送番組の適正な発展をはかり、視聴者の支持と信頼を高めることを目的として、毎日放送番組審議会を設置、さまざまな分野の方々に委員をお願いしています。この審議会は、放送法で設置が定められています。
審議会は原則として月1回開催され、主に毎日放送のテレビ番組について、また放送倫理の問題など放送全般について、意見、提言が委員から出されています。
毎日放送では番組審議会の審議内容が番組作りに反映されるよう努めています。
佐藤 卓己(さとう たくみ)委員長
広島市出身。京都大学文学部西洋史学専攻卒業。東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター、京都大学大学院教育学研究科教授を経て京都大学名誉教授。専攻はメディア史、大衆文化論。2003年『「キング」の時代』でサントリー学芸賞、日本出版学会賞を受賞。2005年『言論統制』で吉田茂賞を受賞。
著書に「輿論と世論―日本的民意の系譜学」「テレビ的教養―一億総博知化への系譜」「ファシスト的公共性―総力戦体制のメディア学」など
栗栖 義臣(くりす よしおみ)副委員長
鹿児島生まれ。大阪大学原子力工学科卒業後、大手システムインテグレータに就職。2008年にエンジニアとしてはてなに入社。任天堂との協業事業「うごメモはてな」「Miiverse」などのプロジェクトを担当。2013年にサービス開発本部長に就任。14年に2代目の代表取締役社長となった。2016年2月に東証マザーズ上場を果たす。
https://hatenablog.com/
川瀬 慈(かわせ いつし)委員
岐阜県生まれ。映像人類学者国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授。エチオピアの吟遊詩人の人類学研究、民族誌映画制作に取り組む。人類学、シネマ、アート、文学の交差点から人文学における創造的な叙述と語りを探求する。客員教授としてハンブルグ大学、ブレーメン大学、山東大学、アジスアベバ大学等で映像人類学の理論と実践について教鞭をとる。主な著作に『ストリートの精霊たち』(世界思想社)、『あふりこーフィクションの重奏/遍在するアフリカ』(編著、新曜社)。代表的な映像作品に『僕らの時代は』『精霊の馬』『Room11,Ethiopia Hotel』(イタリア・サルデーニャ国際民族誌映画祭で「最も革新的な映画賞」受賞)。『エチオピア高原の吟遊詩人 ―― うたに生きる者たち』(音楽之友社)でサントリー文学賞受賞。
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木戸 哲(きど さとし)委員
毎日新聞大阪本社編集局長。神奈川県出身。早稲田大学を卒業後、1992年に毎日新聞社に入社。中部本社、東京社会部、千葉支局長、東京本社社会部長、東京本社編集編成局次長を経て2023年5月から現職。
小島 幸保(こじま さちほ)委員
関西学院大学法学部を経て2000年に弁護士登録。2006年からNHK「バラエティー生活笑百科」に出演、2番目に長い出演記録を持つ。法人の契約を専門とするが、大阪府の児童虐待問題の委員を務めるなど弁護士になった当初から子どもをどう守るかをテーマに取り組みを続けている。著書に「『子どもの引渡し』の法律と実務」など。「宝塚歌劇」「吉本新喜劇」「アメリカンフットボール」のファン。
津村 記久子(つむら きくこ)委員
大阪府生まれ。自らの会社勤めの経験をもとに働く人々や女性の心情を精緻に描いた作品が多い。2005年に「マンイーター」(単行本化で「君は永遠にそいつらより若い」に改題)で第21回太宰治賞を受賞し小説家デビュー。「ミュージック・ブレス・ユー」で第30回野間文芸新人賞、「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞受賞。「つまらない住宅地のすべての家」はドラマ化された。14歳からパンク音楽を聴く。スポーツにも造詣が深くサッカーやフィギュアスケートのファン。独特の視点のコラムはこちら。
https://book.asahi.com/writer/11001951
増山 実(ますやま みのる)委員
大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」の立ち上げに関わり、以来24年間番組に携わる。また「土曜はダメよ!」の「小枝不動産」の立ち上げや「ビーバップ!ハイヒール」のチーフ構成などを担当。2012年、「いつの日か来た道」で第19回松本清張賞最終候補に。2013年、同作を改題した「勇者たちへの伝言」でデビュー。同作は2016年「第4回大阪ほんま本大賞」を受賞。また「ジュリーの世界」が2022年京都本大賞を受賞した。
安田 真奈(やすだ まな)委員
神戸大学法学部卒業。大学在学中より8mm映画を撮りはじめる。卒業後は松下電器産業(現:パナソニック)に入社し、販促部門で働きながら作品を撮り続けていたことから「OL監督」として各メディアで取り上げられる。「幸福(しあわせ)のスイッチ」で監督デビュー。関西出身ならではのテンポの良い会話と笑いの要素を取り入れた素朴で共感を呼ぶ作風。2002年秋に松下電器を退職。「TUNAガール」「幸福のスイッチ」(2006年第16回日本映画批評家大賞 特別女性監督賞)NHK「やさしい花」(文化庁芸術祭参加)など。MBSは「奇跡のホスピス」で共同脚本。
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