二十四節気の最終節にあたる「大寒」は、1年でもっとも寒いといわれる時期。
2021年は1月20日(水)~2月2日(火)が大寒にあたります。
底冷えの京都で人々の身体を温めてきた飲み物といえば、あめ湯や甘酒。
起源が古墳時代と伝わる甘酒は、平安時代ごろまでは貴族の飲み物だったとか。
江戸時代に京都や大阪、東京で甘酒売りが繁盛し、庶民にも飲まれるようになったそうです。
例年、節分会などであめ湯や甘酒が振舞われることもありますが、コロナ禍の今年は中止に。
老舗こうじ店が手がける発酵カフェの本格的な甘酒で、冷えた身体を温めませんか?
京都の舞鶴に本店を持ち、生こうじや味噌などの発酵食品を販売している「大阪屋こうじ店」。
江戸時代初期の寛永年間に大阪から舞鶴へ移り住み、「大阪屋」として商いを始めた老舗です。
創業以来、伝統の製法で3日をかけてひとつずつ手づくりされるという、こうじ(麹・糀)。
国産米の米こうじ、麦こうじ、無農薬こうじなどが、1年を通して製造・販売されています。
平安神宮の近くには「大阪屋こうじ店 三条神宮道店」があります。
こちらのお店では、カフェスペースとして「麹屋cafe」を併設。
甘酒や白味噌のお雑煮、味噌汁定食など、こうじを生かした発酵食メニューをいただけます。
甘酒はアルコールや砂糖が入っていない、こうじのやさしい甘みを感じられる一杯。
お米の粒もふんわりとやわらかく、生姜入りで身体の芯からホカホカになるのを感じます。
こうじ100%で作られた甘酒は、点滴とほぼ同じ成分で整腸作用や疲労回復にもよいとか。
ホットミルク甘酒ラテ、タピオカ入りのホットココア甘酒など、豊富なバリエーションも魅力です。
テイクアウトのほか、生甘酒の素などをお取り寄せもできるので、おうち時間にもいかが?
詳細は大阪屋こうじ店の公式ウェブサイトで確認してください。
大阪屋こうじ店 三条神宮道店(おおさかやこうじてん さんじょうじんぐうみちてん)
京都市東山区三条通神宮道東入ル中之町181
地下鉄東山駅から徒歩5分
今も昔も、底冷えの京都で愛される「あめ湯とは?」 はこちら