BLOGお土産2020.02.29

京のひな祭り①桃の節句に欠かせない「ひちぎり」

桃の節句を迎えると、いよいよ春がやってきたなぁと心が躍ります。

お雛様を飾り、白酒やばら寿司でお祝いする人も多いのではないでしょうか。

京都のひな祭りに欠かせないお菓子といえば、「ひちぎり」。

平安時代の宮中儀式に用いられた「戴餅(いただきもち)」に由来する和菓子です。

「ひちぎり」とは、漢字で書くと「引千切」。

宮中で人手が足りないときに餅を丸めず、ひきちぎるようにして作られたことから命名されたそう。

また、「あこや貝」の形に似ていることから「あこや餅」ともよばれています。

創業210余年の京菓子司「亀屋良長」の「ひちぎり」は、上品な甘さのきんとんがのった練りきり製。

淡いグリーンとピンクのコントラストが春らしく、桃の節句はもちろん、お茶席にもぴったりです。

この時期に京都のさまざまな和菓子店に並んでいる「ひちぎり」を食べ比べてみるのもよいですね。

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