京都の中心部を東西に走る通り。
なかでもよく知られているのが、丸太町や三条、四条などのメインストリートですよね。
「まるたけえびす」の通り名の歌を覚えることで、中心部の通りを歩きやすくなります。
ただ、この通り名の歌は古くからあるので、五条より南の通りは現在とは異なる場合も。
たとえば「三哲(さんてつ)」は、現在の「塩小路」通のことだとか。
京都駅の北側、京都タワーを望む大きな通りで、駅ビルなどが建ち並んでいます。
塩小路通は知っていても、三哲通は聞いたことがないという人が多いかもしれませんね。
JRバスの停留所名だった「三哲」は、2020年3月「下京区総合庁舎前」に改称。
京都のまちで、三哲の名前がすっかり影をひそめてしまいました。
先述の通り名の歌にしても、三哲の部分が異なっているバージョンもあるようです。
地図上では、堀川通の西側、岩上通から大宮通の細い道は三哲通として記されています。
じつは、三哲通(塩小路通)には、通り名の由来になったとされるお寺が建っています。
そのお寺については、次回の「きょうのちしん」でご紹介したいと思います。