京都がもっとも賑わう季節がやってきました。京都の桜、本当に見事です!こんにちは!京都グルメタクシーの岩間です。車に乗るだけで、あなたにとっての「おいしい京都」をご案内いたします。今回は桜の名所や春の息吹をしっかり感じることができる京都のグルメをご案内いたします。
観光タクシーでまわる「春の京都」。タクシードライバーは、なにより渋滞の回避能力に長けておりますので有効に時間を活用できます。事前に、観光案内所等に問い合わせ、親しい観光ガイドやドライバーとも情報交換するので、確実に開花しているスポットをご案内できます。京都府文化観光大使の私としても「京都観光は是非観光タクシーで!」と声高らかに日々叫びたいくらいです♪
ここだけの話ですが・・・観光ドライバーはじめ私も参考にしているのは、京都市観光協会の「京都観光NAVI」(http://kanko.city.kyoto.lg.jp/)です。開花状況など正確な情報満載ですので、みなさまも是非ご参考になさってくださいね。
今回は「桜が楽しめる美食スポット」をご案内いたします。
さあ、京都駅からまずは祇園界隈へ向けてスタートいたしましょう!祇園方面に行くときは、その道中にも桜が咲いているエリアを通ります。「川の近くには必ず美しい桜がある」。特に川端通り、木屋町通り、加茂街道、冷泉通りは定番中の定番スポットで、「車から降りずに楽しめる桜」としても有名です。
川端通りの桜は向こう側に町家が見えるので非常に風情があります。松原通りから北へ。四条までの東側の側道、宮川町歌舞練場のあたりも美しいです。
川端通りから川を渡った西側の木屋町通りは、五条通りから二条通りまで、ここも見事な桜が連なります。祇園から京都駅へ帰るとき散歩しながら堪能するのもいいでしょうね。とにかくこの西木屋町エリアはおいしいお店がたくさんあります。
桜並木の向かい、グルメタクシーツアーでおすすめするのが「鮨 泰蔵」。ランチは曜日限定ですがお手頃な値段で楽しめます。画像はある雑誌取材のときに一度に盛り付けてもらったものですが、基本一貫ずつでてきます。新鮮な素材に、香味、薬味、といいましょうか。フレイバーをさりげなく感じることができます。食後に桜満開の木屋町通りをぶらりするのもいいでしょうね。
さて、車は川端通りにもどりまして、北上していきますが、四条通りの南座前を右折、八坂神社の方に向かい、縄手通り左折。新橋通りまで行きますと風情ある白川にたどり着きます。こちらも上品な桜の名所でもありまして、観光客も多いエリアです。その桜を別の角度から「独り占め」のようなアングルで見ることができるお店をご紹介いたします。
神戸ビーフをいただける「ITOH DINING(伊藤ダイニング)」。
入り口は路地の奥にあります。この突き当たりをさらに左へ。
窓越しに上品な枝垂れ桜がせまってきます。桜との間に川が流れているので歩行者の視線を感じることなく、春の風景を独占的に楽しむことができます。このお店は私の常連さんが教えてくださったのですが、この日は、幸運にも満開でした。
オニオンスープ
燻製サーモンマリネ
季節のサラダ
黒毛和牛ステーキ
和風炒めパスタ
ブランマンジェ
シンプルですが丁寧で味付けで、食材のおいしさをストレートに引き出す料理の数々でした。
桜を見ながらの食事。非日常的な情景に料理の味にも良い影響がでるでしょうね。歩いている人、そしてバックには京都らしい建物、そして美しい日本の桜。このうつりゆく桜の季節を堪能できるのは本当にうれしいことですね。
さて、もう一軒桜にちなんだお店をご紹介いたします。今度は上賀茂神社のある北区まで行くことにいたしましょう。烏丸通りを北上、京都御苑が見えてきます。その界隈に知る人ぞ知る、京都の人が通う隠れ桜スポットがあります。
実は皆さんご存じの「京都府庁」なのです。ところが周りから見ると建物ばかりで、桜は?と思われる方もおられるかも知れません。実はこの明治時代に建てられた京都府庁・旧本館の中庭に見事な桜が堂々と咲きほこっています。有名な円山公園の桜の初代の孫にあたる枝垂れ桜を含め、
7本の桜があります。
3月の下旬~4月上旬には「観桜祭」(詳しくは京都府のホームページ参照)が開催されますのでその時期に併せて訪問されることおすすめいたします。窓越しの見事な桜の風景。なによりも無料なのがありがたく、旧知事室が見学できる日もあります。
さて車はさらに北へ、烏丸通りは突き当たりがあります。今宮通りで、その今宮通りを右へ行くと植物園の枝垂れ桜の名所「半木の道(なからぎのみち)」が加茂街道の向こうに見えます。この半木の道、全長800Mもあり、ヤエベニシダレサクラが咲き誇り、さらにそれから北山通りを超えると、ソメイヨシノにかわります。その桜に埋もれるようにたたずんでいるのが大原の野菜を使った料理を主に提供する「きらきらひかる」です。まずは桜のシーズンメニュー(2018年)をご紹介いたします。
季節の五種盛り
鯛と生湯葉、こんにゃく
若竹煮
天ぷら 海老と季節の野菜
ご飯 一品 香の物 みそ汁
バニラアイス
料理長の西川さんは大原三千院付近に畑をもっておられて、出勤前にご自身で野菜を引き抜き調理場へ持ち込まれます。そのとれたてを調理されるので、野菜のおいしさを実感できます。桜の季節以外の通常営業時は、オムライスやおやさい定食など普段使いができる価格帯の料理も充実しています。
さて、肝心の桜は???
お待たせいたしました。2階にその人気のカウンターがございます!
これなのです♪
満開の風景をご覧いただけます♪
いかがでしょうか!満開の桜と京都の味をゆったりと味わうひととき。五感で春を感じる。桜はすぐに散ってしまうからこそ、風情がありますね。ああ、また来年も来たい。そう思える素敵な場所が京都にはたくさんあります。和菓子店の桜餅をいただきながら鴨川沿いを散歩するのも素敵でしょう。京都の桜と美食があなたを待っています!今回もご乗車ありがとうございました!
■ 伊藤ダイニング 京都
京都府京都市東山区八坂新地末吉町80
075-525-3235
12:00~14:00(L.O.13:30)
17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日無休
http://www.itoh-dining.co.jp
■ きらきらひかる
京都府京都市北区上賀茂菖蒲園町30-3
075-791-2111
12:00~16:00位まで(L.O.14:30)
17:00~22:30(L.O.21:30)
定休日火曜日 駐車場4台
http://www.kirakirahikaru.com/