「麩嘉」現当主・小堀周一郎 #44 2017年03月05日(日)放送
春の桜や秋のもみじなど、色彩で季節を伝え、小さいながらも膳に彩りを添える和食の名脇役「生麩」。
茶懐石を源流にもつ京都の日本料理の世界において、生麩は料理人の世界観を表現するツールとして使われ、非常に重宝されてきたアイテムのひとつと言えます。
生麩専門店「麩嘉(ふうか)」の現当主・小堀周一郎さん。店は京都御所の西にあり、200年以上前から生麩を作り続けてきました。
「麩は主張しすぎず、質素なもので、なくても良いものかもしれないが、無ければ寂しいと思わせるもの。それでいて、時代によりそったものを作ることが大事・・・」。それは麩嘉に代々伝えられてきた教えでもあります。
そんな麩嘉には、まったく新しい概念の生麩があります。それは「麩のスイーツ」。
「麩まんじゅう」やバレンタイン用の「チョコレート麩」など、想像力を駆り立てる麩が、今の麩嘉の魅力でもあります。
また麩嘉には、他にもベーコン、ハーブなどを練りこんだものなど、珍しい麩がずらりと品揃え。
番組では、新しい麩の世界を広げていく堀さんの活動をお伝えします。
【INFORMATION】
麩嘉本店
〒602-8031 京都府京都市上京区東裏辻町413