書家・川尾朋子 #69 2017年09月17日(日)放送
書家・川尾朋子さんは、自分が文字の一部となる「人文字」という書の新たな表現方法を生み出し、エネルギッシュで大胆な独自の世界観で注目を集めています。
長さ80センチの筆、3リットルもの墨を使い、全身を使って6畳分ほどの和紙に表現する川尾さん。書いてすぐに自分も文字の一部となり、セルフタイマーで撮影し、書とポートレイトを融合させた作品にする作風が彼女の真骨頂です。
こういった前衛的な創作を行う一方、川尾さんは日本の文字の未来を憂うといいます。
その国の文化で発展してきた「文字の美しさ」が忘れられていってはいないか・・・。
時代を超えて受け継がれる美しい日本の文字を伝えるため、様々な活動にも取り組んでいます。