株式会社和える 代表取締役 矢島里佳 #137 2019年01月27日(日)放送

今回の主人公は、日本の伝統産業を新しいカタチで提案するプロデューサー矢島里佳さん。

全国各地の職人に仕事を依頼し、0歳から6歳のこどもを対象にした日用品を作り、販売しています。

ブランドの名は「aeru」。和え物の「あえる」です。異なるモノ同士が互いの良さを残しながら新しいものに生まれ変わる、そんな意味が込められています。

「aeru」で最も人気のある商品が「こぼしにくい器」です。京都や青森など焼き物を伝統産業とする7つの産地の職人に発注した器で、内側に「返し」がついているため、スプーンを使い慣れていない子どもでも食べ物をこぼしにくいと好評です。

職人の手仕事から生まれた本物を子どもたちに使ってもらうことが、伝統産業の需要を生み、結果として地域貢献にもつながる。そんな矢島さんの考えに賛同する企業が少しずつ増えています。

「aeru room」というホテルのコンセプトを手掛けるほか、京友禅の新しい可能性を模索し、ブランディングに協力しています。日本の伝統産業を明日につなぐ。その手応えを感じながら矢島さんの挑戦は続きます。


【INFORMATION】
株式会社和える
〒600-8427 京都市下京区松原通室町東入ル玉津島町298

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