黒田装束店 装束司・黒田知子 #157 2019年06月30日(日)放送
今回の主人公は、黒田装束店の装束司・黒田知子さんです。黒田さんは京都の呉服商に生まれますが、19代目である黒田幸也さんとの結婚を機に装束司として、修業を重ねてきました。
黒田装束店の創業は江戸時代初期。上賀茂神社で行われる平安時代の貴族の遊び、賀茂曲水宴が毎年再現されるようになってから25年以上、斎王代や歌人の装束を仕立て、着付けを担当しています。
装束司は、衣紋と呼ばれる着付けと装束の仕立てがメインの仕事です。
装束には独特の仕立て方が多く、針と糸を使わずに糊で生地の端を丸め固める捻り仕立てや、生地に光沢を生み出す板引きなどがあります。
もう一方の着付け。例えば何枚も着る十二単では色の重なりを美しくみせることが重要です。黒田さんは、あるとき十二単で一番上に着る唐衣に施されていた「有職文様」の美しさに魅了されます。有職文様を現代に...文様を日常使いできるアイテムへと生まれ変わらせます。
【INFORMATION】
黒田装束店
〒604-0801 京都府京都市中京区 鍵屋町63
TEL:075-211-8008
http://www.hei7.jp/kuroda-shozoku/
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