彫刻家・樂雅臣 #392 2024年02月18日(日)放送

 今回の主人公は石の彫刻家、樂雅臣さん。千利休が愛した樂焼で知られる、京都で約450年続く窯元・樂家に生を受けました。

 樂さんの創作のテーマは「自然の摂理にともなう循環」。
 20代でアフリカ・ジンバブエ産の黒御影石を使った「輪廻」シリーズ、30代で鳥のくちばしをモチーフにした「Stone box」シリーズを発表してきました。

 そして現在は40代、新たな表現に取り組んでいます。それは、石から茶碗のような器を彫り出し窯で焼く「石器」シリーズ。日々石と向き合う中で、その発想は徐々に熟成されました。「生物は食べることで循環が広がり、人は器を作って食べる。象徴としての器です。」揺るぎない自然への憧憬や畏怖を抱く樂さんの創作哲学を見つめます。



【INFORMATION】

●「光の器」樂雅臣彫刻展

会期:2024年4月7日(日)まで ※月曜日休館
会場:ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM
企画展「光の器」樂雅臣彫刻展 - ZENBI | ZENBI -鍵善良房- KAGIZEN ART MUSEUM

https://zenbi.kagizen.com/exhibition/

●「CUBE」樂雅臣彫刻展

会期:2024年2月24日(土)まで ※日・月・祝日休廊
会場:イムラアートギャラリー
CUBE 樂雅臣彫刻展|EXHIBITION|イムラアートギャラリー(imura art gallery)

https://www.imuraart.com/exhibition/2023/11/cube.html

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