「金彩伝統工芸士」・三宅誠己(のぶみ) #452 2025年05月04日(日)放送

和装花嫁衣裳に欠かせない金。金箔によって装飾を施す金彩。金彩の技法も、箔押し、振り金と技法も様々です。今回の主人公は、金彩伝統工芸士 三宅誠己さんです。
太秦に工房を構え、これまでに1万着以上の和装花嫁衣裳を制作、女優や歌手の打掛や舞台衣装を手掛けてきました。
主役は、花嫁。和装花嫁衣裳は、派手ではなく優雅で品があることを目指しています。
時代の流れとともに、和装花嫁衣裳の需要が減り、分業で制作していた職人たちも離れていきました。
職人20人ほどの分業で一着が仕上がっていく世界。三宅さんは、妻の里美さんと次男の大夢さんを、職人として仕事に引き込み、家族3人で完成させる体制を築きあげています。
金をどこにどんな風に施すか、デザインは三宅さんが考えています。
金彩を一人でも多くの人に知ってもらおうとワークショップも開催。
作品の幅は、着物の枠を超え三宅さんの肩書は金彩工芸士という枠を超えました。
インテリアや雑貨、アクセサリー、アパレルまで手掛けています。
伝統の技法をいかしながら、革新を続ける三宅さんのもとに、想像もしなかった仕事が舞い込んできます。
映画「バットマン」の世界観を金彩工芸で表現したTシャツも。三宅さんは、仕事を断ることはないという姿勢を貫き、この仕事は、やめないと言います。
伝統の文化継承のためにも、革新を続け世界の扉を開く三宅さんの手仕事と革新の心に迫ります。



【INFOMATION】
●三宅工芸ホームページ
 https://nobmiyake.net/

 インスタ
 https://www.instagram.com/nobumimiyake/profilecard/?igsh=MTdrbHF1N2oxanc5dw==

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