雨上がり決死隊のボケから誕生した「ガリガリ君コーンポタージュ味」

痛快!明石家電視台に、エエ話はいらんねん!

2018/09/28 13:00

 普段なにげなく食べていたアイスクリームにこんな裏話が!? 9月24日放送の「痛快!明石家電視台」では、「実際どうなん!?アイスクリームメーカー」と題し、一度は食べたことがある、名前は知っているアイスクリームを作っているメーカーの人たち10人が登場。知られざる開発の裏側や、実は「ここがスゴイ!」部分など、さまざまな裏話を披露。登場したのは、雪見だいふくのロッテ、アイスの実・ジャイアントコーンのグリコ、ガリガリ君の赤城乳業、ピノやパルムの森永乳業、チョコモナカジャンボの森永製菓、エッセルスーパーカップの明治、あずきバーの井村屋、白くまやアイスまんじゅうの丸永製菓、ホームランバーの協同乳業、アイスキャンデーの551蓬莱の10社。「正直ビックリした!」と他社が驚くアイスをご紹介!

実は雨上がり決死隊のボケがヒントに!「ガリガリ君コーンポタージュ味」
アイスにコーンポタージュというミスマッチで、大ヒット商品となった赤城乳業の「ガリガリ君リッチ」コーンポタージュ味。博士号も持つ森永乳業の井上恵介さんから「まず企画段階で通らないし、どうやって製品化までつなげたのか、経緯を知りたい」と聞かれ、当時の開発担当者の岡本秀幸さんが「実はきっかけは雨上がり決死隊さん」と、当の雨上がりの2人も「えっ?」とビックリの驚愕の事実が。あるバラエティー番組で、じゃんけんに負けて飲み物を買いに行った蛍原がボケで、夏なのに熱々のコーンポタージュスープを買って来て、みんなが「暑いのに飲めるか!」と怒りながらも飲むと「うまいな~」と言っていたのを見て、「コーンポタージュ味なら嫌いな人はいないのでは?」と思ったのがきっかけという。さんまから「ホトちゃん、お前のアドリブギャグがヒット商品につながっているんだ」と言われ、うれしそうな蛍原。その後は開発の噂が立って潰されないよう、こっそり皆が帰った後に、夜な夜な1人で試作を繰り返したといい、さんまは「カッコいい! ドラマに出て来るシーンみたいやな」。試食会の時にも5種類くらいの試作品の中で、コーンポタージュ味だけ完成度を高いものを出し、企画を通したと明かす。

新鮮さが売り!「チョコモナカジャンボ」
ロッテの北村考志さんが「チョコのパリパリ感に対する執念がスゴい」と驚く森永製菓の「チョコモナカジャンボ」。普通、アイスは製造されてから2か月~1か月、早くても2週間のものが店頭に並ぶ。が、「チョコモナカジャンボ」は1週間以内のものが店頭に並んでいたりするので「全社をあげてやっているんじゃないか」という。森永製菓の渡辺裕之さんは、「アイスクリームは賞味期限がないので、作りだめしていいんですが、ジャンボの場合はパリパリ感が損なわれるので、なるべく作らない、在庫は5日以内のものしか持たない、営業も無理に売らない、工場も余分に作らない」んだとか。実際、出来たて3日のジャンボをスタジオに持参。早速さんまが一口かじると「パリッ」という音がし、「全然違うな~コレ!こんなパリパリ初めてや!」とその美味しさに感激。

開発に3年!井村屋渾身の「やわもちアイス」
この森永製菓の渡辺さんが驚いたのが、井村屋の「やわもちアイス」というカップアイス。「普通凍らせると大概のものは硬いんですけど、こんなやわらかいんや!と思ってビックリしましたね」、しかも「今売ってる商品って昔からあるものばかり。新商品は1年残らないんですよ。これは5年生きていてスゴい。最近の中では一番のヒット商品だと思います」と絶賛。これに井村屋の嶋田孝弘さんは「アイスの開発は通常半年から1年くらいなのに、3年かかった。メチャクチャ売れまして...」という。井村屋は「あずきバー」でもおなじみだが、実は過去3回、硬い「あずきバー」をやわらかくしたことがあったとか。しかし、やわらかい「あずきバー」はまったく売れず、300万本の在庫を抱えたことも。が、またもう1度、挑戦するように言われていると嶋田さん。さんまは井村屋の肉まんやあんまんを「18歳の頃、東京の小岩で露店で売ってたんですよ。バイトで」と意外な過去を披露。

「551」のアイスキャンデー、フルーツ味は「たこ焼き製法」
かつてなんば花月の近くに店があり、さんまも「師匠がよく買って来てくれた」という551のアイスキャンデー。今はミルク、あずき、抹茶、パイン、チョコ、フルーツ6種類あるが、なかでも「フルーツがダントツの一番人気」と551蓬莱の柏本政幸さん。ミルクにイチゴとパインとミカンが入っているのだが、「大阪の人が厳しくて。フルーツを均等に入れないと文句を言われるので、たこ焼きのタコを入れるみたいに手作業で入れてます」といい、さんまも苦笑い。1秒間に3個くらいできるので、イチゴ係、ミカン係、パイン係に別れて作業しているんだとか。「それだけ人件費がかかるのに、ミルクと同じ120円」と嘆き、「グチやんか~」とさんまにツッコまれるが、お買い得なのは間違いなし!


「痛快!明石家電視台」はMBSで毎週月曜午後11:56放送。
明石家さんまが関西で唯一収録している視聴者公開バラエティー番組。1990年4月スタートから来年で30周年を迎える。芸能人から素人まで幅広いゲストを迎え、間寛平、村上ショージのレギュラーに松尾伴内、雨上がり決死隊、中川家、次長課長、重盛さと美が週替わりで参加。関西ならではのトークが展開する!
https://www.mbs.jp/akashiya/

番組情報

毎週土曜 午後3:00~

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