林修も納得!「最近の飛行機はお肌に優しい」その科学的根拠とは?

日曜日の初耳学 復習編

2019/07/11 16:30

飛行機に乗ったとき、空気が乾燥していてお肌がカサカサに……。7月7日放送の「林先生の初耳学」では、そんなイメージを払拭する「最近の飛行機はお肌に優しい」という意外な新事実を紹介!林修先生も納得する、“空の最新テクノロジー”と“美容”のステキな関係とは?

「飛行機内は超カラカラ」は昔の話!?
人気予備校講師・林修先生に出題されたのは、「最近の飛行機がお肌に優しい理由」。
飛行機の機内といえば、空気が乾燥していてお肌がカサついた経験を持つ人も多いのでは? 実は、かつて機内の湿度は数%と超カラカラ! 湿度が低ければ低いほどお肌のうるおいは奪われるため、機内で長時間過ごすキャビンアテンダントの多くが、顔にスプレーをふりかけてうるおいを保っていたのだそう。
それが、現在使われている新型の旅客機では湿度が10数%にまでアップ! 実際に機内で働くキャビンアテンダントも「今はお肌の乾燥は気にならなくなった」と証言する。
機内の湿度が上昇した理由を問われた林先生。ときには答えを"推理"してひねり出すこともある林先生だが、この問題にはお手上げの様子。「知らない、知らない」とあっさり初耳ボタンを押し、「最近の飛行機がお肌に優しい理由」は初耳学に認定された。

空気の乾燥を解決したのは、最新の航空工学だった!
林先生も全く知らなかった空の美容問題。しかし理由をたどると、飛行機の研究開発を担う航空工学の発展が大きなカギを握っていた!
実は、これまで飛行機内の湿度はあえて低く抑えられていたのだそう。ポイントは、機体に使われている「素材」。「ボーイング777」など従来の飛行機に使われている素材のうち70%はアルミ合金で、そのほか鉄鋼、チタンなどが残りの30%を占める。
アルミ合金にとって、水分によるサビや腐食は大問題。機内の湿気はもちろん、人体から発生するわずかな水分も結露の原因になり、機体の内部がさびてしまう危険がある。そのため湿度は可能な限り抑えられ、機内は極度の乾燥状態にあった。
しかし、2011年に就航した「ボーイング787」では機体に使われる素材がガラリと変わり、炭素繊維複合材(強化プラスチック)製に。湿気による腐食の心配が少なくなり、機内の湿度をある程度上げることができるようになったのだという。
科学の発展がもたらした"お肌への嬉しい効果"に、林先生も納得の表情。美容の話題とあって、ゲストの女優・新木優子も興味津々の様子で見入っていた。

*「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。全国1億3千万人から募集した選りすぐりの知識を抜き打ちで林先生に出題。物知りの林先生でさえ知らなかったものを"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/

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