年間２３万人が登山するという富士山。有名観光地である富士山の隣町、静岡県富士宮市に足を伸ばしてみると、見た目は大根で味は柿、天ぷらにするとサツマイモという不思議な特徴を持つ巨大人参や、富士山そのものをお参りできる日本唯一の神社、思わず食べたくなる石など…全国に類を見ないモノが勢揃いしていた！
２月２日（日）放送の「所さんお届けモノです！」では、有名観光地の隣町シリーズを放送。今回は、富士宮焼きそばでその名が知られる静岡県富士宮市を調査した。

見た目は大根、香りはミカン、味は柿、天ぷらにするとサツマイモ...いいえ、人参です！

静岡県富士宮市といえば、２００６年に行われたＢ－１グランプリで初代グランプリを獲得した富士宮焼きそばで知られる街。モチモチの蒸した麺に豚の背脂を揚げた肉かす、風味豊かなイワシの削り粉をかけるのが本場の味。実は意外と知られていないが、元々は駄菓子屋さんで提供されていたものなんだとか。
現在も進化を遂げていて、地元の飲食店「ＦＵＪＩＢＯＫＵ」では、ルイビ豚（ぶた）というブランド豚のステーキを合わせた「ステーキやきそば」（１０００円）なるメニューも。豚肉の肉汁が相まって、モチモチ感を損なうことなく、麺のうま味がより一段とアップするという。
スタッフが調べてみると、富士宮市には焼きそば以外にも地元ならではの名産品が！
それは、砂糖ぐらい甘いという「村山人参」。富士宮市の村山地区でしか生産されておらず、現在は数軒の農家でしか作っていないという。
実際に農家を訪れて収穫してみると、通常の人参の４倍はあるというド迫力な巨大人参だった。
全長７０センチ以上あるという村山人参は、香りがよく、甘いのが特徴。
スタジオには、村山人参の中でも、特に巨大なサイズの人参をお届け。ゲストで、静岡県御殿場市の観光大使を務める勝俣州和も驚きの表情。
所さんは「見た目は大根！」、勝俣は「ライトセーバーだ！」と大はしゃぎの様子。
村山人参は超巨大サイズだが、価格は１本およそ１５０円！その大きさから収穫が大変で、一時は生産農家が一軒のみになったことも。勝俣はサイズと価格のギャップにも驚いていた。
スタジオでは、村山人参をまずはロング人参スティックにして実食。勝俣は、味が濃くて非常に甘いので「柿」と表現した。
続いては、葉入りの天ぷらにしていただくことに。人参の天ぷらが世界一好きだという所さんは、大絶賛！勝俣は、ホクホク感とたっぷりな甘味を「サツマイモ」と表現した。

思わず食べたくなる！？舌にくっつく！？奇石とは

聞き込みを続けると、地元の方々が「せんげんさん」と呼ぶ神社が。正式名称は「浅間大社」という。全国に１３００社ある浅間神社の総本宮で、富士山を信仰する神社だ。
実は富士山の８合目以上も境内地で、山頂にもお社があり、年間１００万人以上が参拝するという。
中でも、浅間神社の起源だという山宮浅間神社に案内してもらうと、大変珍しい神社だった。
この神社は、１９００年以上前に建立された元宮で、富士山とともに世界遺産に登録されている。
参拝しようとしたところ全国で唯一、本殿がない神社で、賽銭箱の横を通り抜けて中へ進むことができる。行き着いた先には、富士山が。まさにこの絶景こそがお社で、富士山をお参りするという大変ありがたい神社だった。
地元産イチゴの章姫（５００円）が売られている自動販売機前で聞き込みしたところ、珍しい石ばかりを集めた奇石博物館があるという。
早速行ってみると、この博物館は世界中から集めた鉱石、化石が２万点以上展示されていて、石の中には見学するだけではなく、実際に手にとって触ることもできるという。
中には、石なのにクニャクニャ曲がる「こんにゃく石」なるものが。これは、１０億年以上の砂が隙間を作って固まっていて、触った感じは石で重みもしっかりあるのに、こんにゃくのように柔らかくプルプルしている。
スタジオには、奇石博物館で見つけた、思わず食べたくなる奇石をお届け。スタジオに届けられたのは、「豚肉石」。見た目はベーコンみたいで豚バラ肉そっくり。中国産の石で、大理石などと同じ鉱物だという。所さんも思わず「（豚肉の）食品サンプル」と例えていた。
続いて届けられた奇石は、「唾つけ石」。勝俣が試しに石を舌の上に乗せてみると、大絶叫！石が舌から離れない。この石は、火山灰などが固まってできていて、珪藻土マットと同じように水分を吸う性質がある。舌の上に乗せると舌の水分を吸ってくっついてしまう。
アシスタントの新井恵理那も舌の上に乗せてみると、ピタリとくっついてしまい、新井の目には涙が...。端の方からゆっくりと剥がしていき、ようやく取り除くことができた。

MBS動画イズムで無料見逃し配信中！

「所さんお届けモノです！」では無料見逃し配信を実施しています！
過去の放送はこちらからご覧ください。
所さんお届けモノです！　無料見逃し配信