5月14日放送の「プレバト!! 梅沢富美男 永世名人襲名披露スペシャル」で、俳句の永世名人に昇格した梅沢富美男が傑作50句を集めた本を出版することが発表された。しかし、6年半で詠んだ94句のうち、夏井いつき先生が「本に載せられるレベル」と判断したのは、わずか18句。残り32句を作ることになった梅沢は「あと32句って、12年半かかるんだよ! 82歳だわ」と絶叫。19作目に向けた句もボツになり荒れまくっていたが、夏井先生は「大丈夫、12年付き合ってあげる」と温かい言葉で励ましていた。
ボツで大荒れの梅沢を夏井先生が激励「大丈夫、12年付き合ってあげる」
今回は「梅沢富美男 永世名人襲名披露スペシャル」と題し、6年半の歳月をかけて永世名人に昇格した梅沢富美男のこれまで名場面をプレイバック。千原ジュニアが「永世名人なんですよね。"さよなら"なんですか?」と番組を卒業するのか尋ねると、梅沢は「バカなことを言うな。俺の出ないプレバトなんてあるか?」とキッパリ否定。さらに、梅沢の傑作句を集めた俳句の本を出版することも発表された。
しかし、本を出すために必要なのは50句。これまで梅沢が番組で詠んだ94句のうち、俳人・夏井いつき先生が「本に載せられるレベル」と判断したのは、わずか18句。残り32句を作ることになる梅沢は「ちゃんと計算したか? 18句しかねえんだよ。それに6年半もかけているんだよ!」と納得がいかない様子で、「あと32句って、12年半かかるんだよ! 82歳だわ」と絶叫。FUJIWARA 藤本敏史に「実力も上がっているから。いい俳句を生み出すペースが上がっているでしょ」となだめられると、梅沢も「皆さんの期待がそういうことなら...」と渋々承諾。気を取り直して、「2年以内には必ず出します。印税がっぽがっぽになるから!」と力強く宣言した。
そして、19作目に向けた今回のお題は「めがね」。
自身のトレードマークとも言えるお題に、梅沢は「すぐに出来ましたね。間違いないでしょ。素晴らしい俳句!」と自信満々で、江戸時代の花魁道中のことを指す春の季語"道中"を用いた一句を披露する。
<ボツ>
道中を終えて眼鏡の禿かな
梅沢富美男
「私は女形をやっていますので、花魁道中をやるんです。禿(かむろ)というのは花魁見習いの子たちなんです。その女の子が近眼だったんでしょうね。(芝居が終わって)眼鏡をかけたんです。それがかわいいなと思って」
しかし、夏井先生の査定は「ボツ」で掲載ならず。さらに、MCの浜田雅功が「駄作ということで、こうなります」とその場で句をシュレッダーにかけてしまい、梅沢は「何したの? 粉々にすることはないじゃん!」と猛抗議。浜田は悪びれる様子もなく「永世名人が駄作を世に残すのはね。これくらいやらないと誰かが拾って、『永世名人とか言っているけど、こんなもんか』と言われたらかなわないでしょ?」と言い放つが、梅沢は「それにしても(襲名披露の)今日やることじゃないでしょ...」と不満たらたら。
夏井先生は「やろうとしていることは良いんですよ。古い光景を描いていると見せながら、実は現代。ただ、"眼鏡"の位置に問題があるんです。どういう状況なのか脳の中に入ってこないんです。きちんとした語順に直せば、あなたの言いたいものになるんです」と指摘し、添削に着手した。
<添削後>
道中終え禿の役の子の眼鏡
「先に江戸時代だと思わせとかないと、"眼鏡"が効いてこないんですよ。中途半端な位置に使うからダメなんです。最後に眼鏡に焦点が行って、これは現代なんだ。花魁は梅沢富美男かもしれないなと思ってもらえるでしょ? これは自己顕示欲に負けた句ですね」
前途多難な滑り出しに、梅沢は「なっちゃん(夏井先生)、本当にいい加減にしろよ! 6年半も付き合っているのに」と荒れまくっていたが、夏井先生は「大丈夫、12年付き合ってあげる」と温かい言葉で励ましていた。
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さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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