２月４日放送の「プレバト！！」俳句査定で“めるる”こと生見愛瑠が「肌荒れ」の句を詠み、再び“才能ナシ最下位”に沈んだ。しかし、前回は季語を４つも使った季重なりの句で番組史上最低の３点だったところ、今回は35点に急成長。夏井いつき先生は「３点だった子でしょ？ あんた10倍以上の成長だよ！」とびっくり。めるるは予想外のお褒めの言葉をもらい、「先生やさしい！」と大喜びだった。
今回は冬の季語でもある「加湿器」をお題に、ランキング戦は勝俣州和、高畑淳子、生見愛瑠、ぼる塾・あんり、お天気キャスターの貴島明日香の５人が激突。
まず"凡人４位"に高畑、"凡人３位"に貴島、"凡人２位"に勝俣がランクイン。前回は季語を４つも使った季重なりの句が番組史上最低の３点だっためるる、これまで全ての査定でオール"才能ナシ"のぼる塾・あんりのどちらかが１位というまさかの展開に。
めるるは「先生にあれだけ言われたので、今回は季語にこだわって作ってきました」「自信しかない！」と豪語したが、あんりは「めるるですよ？ １位に座ると思います？」と応戦。
＜才能ナシ最下位＞
肌荒れる悔やむ昨夜の押し忘れ
生見愛瑠
「昨晩スイッチを押し忘れて、次の日の朝は肌が荒れたり、化粧ノリが悪いみたいなことを書いたんですけど。"肌荒れる"という冬の季語があったので入れ込んだんですけど」
あんりが"才能アリ１位"、またしても"才能ナシ最下位"に沈んだめるるは「嘘？ 最悪！」とガックリ。特待生の森口瑤子が「何を推し忘れたのか、これだけだと分かりにくい」と指摘すると、俳人・夏井いつき先生は「その通りです。肝心なことを１か所だけ書き忘れているから、（お題の）写真を見ていない人はキョトンとするんです」
＜添削後＞
加湿器を押し忘れたる朝の肌
先生は「ちゃんと"加湿器"と書くしかない。あと"悔やむ"とか感情を書かなくても、どういう状況かを書けば、読んだ人にちゃんと伝わる。感情語を使うのは10年早い！ 」と添削。しかし、前回とは異なり、得点は35点。「３点だった子でしょ？ あんた10倍以上の成長だよ！」と激励すると、めるるは「先生やさしい！」と大喜びしていた。
「私は弟子ですから！」梅沢富美男が夏井先生との師弟愛をアピール
待生昇格試験には特待生ながら冬のタイトル戦を制した３級の森口瑤子、句集出版を目指す永世名人の梅沢富美男が登場。森口は「加湿器の給水せよに起こさるる」で惜しくも"現状維持"。そして、今年に入って好調の梅沢は「永世名人として教科書になりたい！」「今回は自信ありますよ！」と加湿器の湯気から発想を飛ばした自信作を披露。
＜掲載決定 残り22句＞
春の雪まだ現役の鯨尺（くじらじゃく）
梅沢富美男
「皆さんにはちょっと難しかったかな？ センチの物差しを使っていますよね。私たちは１尺、２尺の"鯨尺"という物差しを使うんですよ。着物を作るときに。お袋が生きていた時は、ストーブの上にヤカンがあって湯気が出ていて、その横で私の衣装を縫ってくれたんです。それをふと思い出したんです」
掲載決定を勝ちとった梅沢は「うはははは！」と高笑い。夏井先生も「小さなドラマを見ているようです。"春の雪"の降る日に、温かいお部屋でヤカンの湯気か加湿器の音がする中で着物を縫っているのではないか。さらに"現役"ということは、お母さんが使っていたものを今は自分が使っているのかもしれない。経済効率の良い言葉を持ってきている」と褒めちぎった。
先生は「この句が私の作品だったら、少し足りないというニュアンスの"まだ"ではなく、今もなおというニュアンスの"なお"にするかもしれない。（句集で）活字になる時は"なお"と改めるのもいいかもしれません」と提案しつつ、「でも、とても気持ちのいい光景を描けています。さすがだなと思いました！」と大絶賛。
MCの浜田雅功が「先生は"なお"と言っていますけど？」と確認すると、梅沢は「"なお"にさせていただきます」と即答。「だって、私のお師匠さんですから。私は弟子ですから！うはははは」とうれしそうにしていた。
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さて、次回のプレバトは、俳句査定に日向坂４６の佐々木久美と井手上漠が初登場！森公美子、木瀬哲弥、亜生（ミキ）の5人でランキング戦！
さらに、春の俳句タイトル戦「春光戦」の予選組み合わせ抽選の模様もお届けします！
次回の俳句のお題は・・・
１１日（木）よる7時から お楽しみに～！ 【動画はこちら】
芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛！才能ナシなら容赦なく酷評！浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト！！』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/
