2025年の万博に自国でパビリオンを建てて参加するイタリア。テーマは「理想都市」で、外観の一部は首都ローマの「コロッセオ」を模しているということです。

万博のパビリオンでは、コンサートやオペラ、美術展といったイベントが開催され、まさに芸術の国を楽しめ、さらにレストランではイタリアの食を味わうことも出来るそうです。

23年11月、イタリアのエミリア・ロマーニャ州のステファノ・ボナッチーニ知事が大阪府庁を訪れました。ここの州都は、スパゲティ・ボロネーゼの発祥の地「ボローニャ」。どんなに豊かな食文化の話をするのかと思いきや…。

(ステファノ・ボナッチーニ知事)「大阪の万博において、我々が誇るスーパーコンピューターに関するテクノロジーを紹介していきたいと思います」

知事によると、ボローニャはイタリアを代表するハイテクの街で、世界第4位の速度を誇るスーパーコンピューターがあるといいます。

万博で、イタリアの芸術や食文化にとどまらず、最先端のコンピューターについての技術を披露し、さらにAIについても関心があると明らかにしました。

(ステファノ・ボナッチーニ知事)「我々が今、重要だと考えているのは、”気候変動”と”AIが社会に及ぼす影響”です。我々のノウハウ・知識であるテクノロジーを生かして、何らかの形で社会に貢献したい」