大阪の大丸梅田店が10月1日に『デパ地下のデリバリー』という新しいサービスを始めました。
デパ地下グルメを出前館アプリから注文可能
新サービスの開始に伴いタッグを組んだのは「大丸梅田店」とデリバリーサービスの「出前館」。通常の出前館のアプリから大丸梅田店を選ぶと、地下1階2階の食品フロアにある約30店舗100種類の中からメニューが選べる仕組みです。デパ地下ならではの充実したスイーツや、ちょっと贅沢な弁当もデリバリーしてもらえます。
実際にMBSの大吉洋平アナウンサーが『りくろーおじさんの店』のプリン・『くくる』のたこ焼き・『たんとスープ』のコールドプレスジュース・『札幌かに家』のかにちらしなど計5品を選んで注文してみました。
大丸梅田店スタッフが商品を集めて出前館スタッフへ
するとその頃、大丸梅田店のデパ地下のバックヤードでは、専用のタブレットから注文を知らせるチャイムが鳴りました。出前館のユニホームを着た大丸梅田店のスタッフが注文内容を確認します。そして早速、買い物かごを持って売り場へ。注文が入っていた店で商品を受け取ります。
大丸梅田店のスタッフが1店舗ずつ回り、急いで注文のあった商品をピックアップしていくのです。
(大丸梅田店 出前館担当 有馬ゆう子さん)
「(ピックアップの順路は)動線的に短いか考えながらやっています。帰るのが一番近いのがここかなとか思いながら」
多くの注文を効率よく受け取ることもポイントです。バックヤードに戻り、注文のあった商品を出前館の配達スタッフに手渡します。商品を積んだバイクはいざMBSへ。
「デパ地下に馴染みがない方にも知ってもらいたい」
注文から約45分後、配達スタッフがMBS到着しました。
(出前館)「出前館です。商品をお届けにあがりました」
注文した商品を受け取けとることができました。
(大吉アナ)
「届きました。本当にいろんなお店の商品が一度に届いて、デパ地下で買い物して帰ってきたような気分です」
一般的な加盟店の飲食店とは異なり、複数の店舗にまたがって一度に注文できるのが、デパ地下ならではです。
(大丸梅田店 販売促進担当 澤井裕之さん)
「出前館さんと組んだのは、デパ地下に馴染みがない方々もたくさんいらっしゃるかなと思っていまして、これだけ美味しいものを揃えていますので、ぜひそれをもっと新しい人にも知ってもらいたいなというふうに思いまして。大阪駅の人流もだいぶ減っていて、それに伴って入店客数も減っているので、待っているだけじゃダメだなと。違うチャネル(客との接点)でお届けするということに活路があるかなと感じています」