大阪梅田がさらに進化へ!阪急阪神ホールディングスがキタの大規模開発を発表しました。

 鉄道事業のほかホテル事業などを展開する阪急阪神ホールディングスが5月20日の会見で発表したのは2040年に向けた長期ビジョン。目玉となったのは大阪梅田エリアの大規模開発プロジェクトです。

 (阪急電鉄 嶋田泰夫社長)
 「梅田はやっぱり我々の一番の最重要拠点ですので、ここの価値をいかに上げるかというのが会社の生命線だと思っております」

 阪急阪神ホールディングスでは、阪急うめだ本店に続き、今年2月に阪神百貨店などが入る複合施設の建て替えを完成。
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 さらに、2024年の夏ごろには先行して街開きを予定するJR大阪駅北側の「うめきた2期地区」の開発プロジェクトにも参加しています。

 それに続く大規模開発プロジェクトとして着手するのが阪急「大阪梅田駅」周辺です。
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 老朽化によりすでに閉館を決めている大阪新阪急ホテル(2024年度末ごろ営業終了)に加え、新たに建て替えなどが発表されたのが、大阪梅田の玄関口にある「阪急ターミナルビル」と、それに併設する商業施設「阪急三番街」で、梅田の中では東側に位置します。

 1969年にオープンした阪急三番街。多くの人が利用する駅直結の商業エリアとして婦人服の店や飲食店が並び、その後もフードコートができるなどリニューアルを重ねてきました。
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 (阪急電鉄 嶋田泰夫社長)
 「ずっと周りの開発が進んできて、最後に残っている比較的古めのビルなので、ここをきちんと形にすることが『梅田ビジョン』を形にしていくためにとても大事なことだと思っております」

 今後、大阪・関西万博の開催やIR構想の実現などを見据え、梅田を海外からも大きな注目を集める“国際交流拠点”と位置づけ、オフィスビルや大学の研究施設などの誘致のほか、移動しやすくするため、周辺施設と阪急側を空中デッキで連結する構想についても検討したいとしました。

 (阪急電鉄 嶋田泰夫社長)
 「(新型コロナウイルスの影響で)環境が変わった以上に、我々がそこに適応していかないと生き残れないので。腹をくくって我々は今から変わっていく」