安倍元総理が銃撃され死亡した事件で、奈良市消防局の無線記録に銃撃から約3分後に「心肺停止状態と思われる」などの緊迫した交信があったことがわかりました。
事件は7月8日の午前11時32分に発生し、その直後に消防本部が出動を命令しましたが、奈良市消防局の無線記録によりますと約3分後には「高齢男性、拳銃で撃たれ現在CPA(心肺停止)状態と思われます」と交信していたことがわかりました。
安倍元総理は午後0時13分にドクターヘリで飛び立ち奈良県立医大病院に搬送され、胸部の止血や大量の輸血の処置が行われましたが、午後5時3分に死亡が確認されました。
消防の無線記録には約50分にわたる緊迫した救命の実態が残されていました。