9月1日はウクライナの子どもたちにとって「知識の日」と呼ばれる特別な日です。現地では半年ぶりに対面授業が再開されました。そんな中、日本で避難生活を送っているウクライナ人一家の子どもたちも、着々と日本での生活に慣れつつありました。

 大阪府八尾市で避難生活を送っているナターリャ・オレイニクさん(49)の一家。息子のマキシムさん(16)と娘のダリーナさん(13)は今年6月から市内の学校に通っています。
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 (娘・ダリーナさん)
 「(Qきょうは何を勉強する?)よく覚えていないけど、体育と、たぶん日本語かな」
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 息子のマキシムさんは夏休み中、八尾市内の高校にほぼ毎日通い日本語も上達しました。

 (日本語を学ぶマキシムさん)
 「迷いました。トイレはどこですか?」

 すでに日本語能力検定5級レベルをクリアしています。

 (息子・マキシムさん)
 「(Q日本語の何が難しい?)漢字。とても難しいです」
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 新学期となる9月1日は「知識の日」と言われ、ウクライナでは正装を着て写真を撮るなど新学期を祝う日。オレイニクさん一家も写真を撮ったりレストランに出かけたりしていました。ウクライナでは9月1日から半年ぶりに対面授業を再開。戦火の中、物々しい新学期を迎えることとなります。

 (息子・マキシムさん)
 「戦争前は放課後にマクドナルドに行ったり町の中心を散歩したり楽しい時間を過ごしていたけど、それができなくて残念だと友達と話しています。早く戦争が終わって友達と会えることを夢見ています」

 (娘・ダリーナさん)
 「ウクライナで新学期を迎えられないのが残念です。(Qウクライナの学校に帰りたい?)もちろんです」