世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「ポテトサラダ」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。

“世界一のポテトサラダ”の生みの親「じゃがいもと具材の調和がポイント」

今回のテーマは、惣菜の定番「ポテトサラダ」。スーパーやコンビニで手に入りやすい15種類を比較した。チェックポイントは ①具材 ②コストパフォーマンス ③ポテトの味 ④全体の味 ⑤ホットサンドにした味 の5項目。各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。

審査には、さまざまなメディアで“世界一のポテトサラダ”と称される逸品が有名な日本料理店「青山ぼこい」の安本秋男さんが協力。“世界一”を生み出す安本さんは、「やっぱりじゃがいもがメインの料理なので、じゃがいもの味が一番大事」、「じゃがいもと具材が合わさったときにどううまく調和がとれるか。逆に足を引っ張る具材があると、まずく感じるものもあるんじゃないかな」とおいしいポテトサラダの評価ポイントを挙げた。

忖度なしにひたすら「ポテトサラダ」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?

5位は、おしゃれな居酒屋に出てきそうな、晩酌にぴったりの一品

第5位は、ケンコーマヨネーズの『サラダのプロがつくった お酒によく合うポテトサラダ』(税198円 ※番組調べ)。

しっかりめに味がついた、ちょっとリッチなポテトサラダ。北海道産じゃがいも・さやかをベースに、卵とベーコンを加え、ガーリックとペッパーの辛みを効かせている。特にベーコンの存在感が絶妙で、「お酒によく合う」の名前の通り晩酌にもぴったり。清水アナは「本当におしゃれな居酒屋さんで出てくるポテトサラダって感じがする」と評した。

クラッカーに盛れば、ちょっとした前菜に。さらにパッケージにはあけくちが2つついていて、真ん中で切るとパッケージが皿代わりとなりそのまま食べられるのもうれしいポイントだ。

4位は、「ホットサンドにした味」1位 味と値段で食卓を支える優等生

第4位は、ライフの『スマイルライフ ポテトサラダ』(税込139円 ※番組調べ)。

安本さんも「味のバランスがいい」、清水アナも「味が強くないからこそいろんな料理に合わせられそう。優等生って感じですね」と称賛したポテトサラダの具材は、じゃがいも・にんじん・たまねぎと至ってシンプル。鮮度を保つため、自社工場で国産のじゃがいもを皮付きの状態から下処理し、酸味を抑えた専用マヨネーズを加えて素材本来の風味を活かしている。

ゴロゴロしたじゃがいもは温めるとさらに本領を発揮し、ポテトサラダのアレンジとして多くのメーカーがイチオシする「ホットサンドにした味」部門では1位に。それでいて「コストパフォーマンス」は、10gあたりの値段が平均16.5円のところ13.9円と高コスパ。優しい味と優しい値段で食卓を支えてくれるポテトサラダだ。

3位は、枝豆とコーンがいい仕事してる! 「具材」の満足度1位

第3位は、フジッコの『おかず畑 北海道じゃがいもの5品目ポテトサラダ』(税込259円 ※番組調べ)。

具材は定番のじゃがいも・にんじん・たまねぎに加えて枝豆とコーンが入っており、彩りがきれいなうえ、風味や食感がプラスされている。中でもやはりコーンと枝豆という唯一無二の存在が大きなアドバンテージとなっており、「ちゃんと1つずつの味がします。味のコントラストがありますね」と安本さん。具材の種類や量を調べて満足度を比較した「具材」部門では1位となった。

さらに「全体の味」「ホットサンドにした味」も高得点で、清水アナは「じゃがいもだけだと単調になったかもしれないですけど、やっぱり枝豆とコーンがいい仕事してる」と、フジッコならではの具材のポテンシャルに感心した。

2位は、「ポテトの味」部門制す 男爵のみ!圧倒的な存在感 

第2位は、ヤマザキの『もう一品「いろどり」シリーズ 北海道男爵のポテトサラダ』(税込186円 ※番組調べ)。

累計1億食を売り上げるヤマザキの看板商品は、とにかくじゃがいもの存在感が圧倒的。5年にわたる研究の結果たどりついたベストなじゃがいも、北海道産・男爵いものみを使用し、薄皮だけをむくことでおいしさをキープしている。

「男爵らしい味がします。あと、ほかと比べていもが大きいですよね」(安本さん)、「本当にじゃがいも感がいいです。すごくおいしい」(清水アナ)との評価を受け、じゃがいもだけを食べて比較した「ポテトの味」部門で見事1位となった。味付けにはポテトサラダ専用のマヨネーズを使うだけでなく、だしを少量入れることでじゃがいものうま味を底上げしている。

1位は、素材の良さを活かして丁寧に作られた、世界一の達人も「おいしい」と納得の味

そして第1位は、ケンコーマヨネーズの『サラダのプロがつくった ポテトサラダ』(税込198円 ※番組調べ)。

じゃがいもは、なめらかな食感が特徴の北海道産・さやかを使用。ペースト状とゴロゴロのじゃがいもを組み合わせることで、ホクホクでなめらかな食感を実現している。さらに、にんじん・たまねぎの自然な甘みがじゃがいもの風味を引き立て、乳製品由来の味付けでコク深くクリーミーな仕上がりに。「全体の味」部門トップとなった。

「ホットサンドの味」でも、ゆでたてのようなホクホク食感が際立ち、温めたからこそわかる素材の良さが光る。安本さんは「入ってるものはシンプルなんですけど、逆に丁寧に作ってるということじゃないですか」、清水アナも、「老若男女みんな食べやすく、しかもちょっと上品な味わいのポテトサラダですね」と絶賛。2人も「おいしい!」と納得の味が総合1位に輝いた。

超簡単!ポテトサラダ入りの焼きおにぎり

さまざまなメディアで“世界一のポテトサラダ”と称される「青山ぼこい」の安本秋男さんは、超簡単な“安本流アレンジ”を伝授した。用意する食材(2人前)は、ポテトサラダ80gとごはん150g、適量の粉チーズ。

まずは、ごはんとポテトサラダを混ぜ合わせる。それを少し平たく丸い形ににぎったら、フライパンで油をひかず弱火にして焼く。そして焼き目が付いたら、両面に粉チーズをまぶして、さらに焼き目を付けるだけ。これで完成するのが「ポテトサラダ入りの焼きおにぎり」。意外な組み合わせのおにぎりは、チーズの芳醇な香りがただよい、まるでドリアのような味わいに。冷めてもおいしいので、お弁当にもおすすめだ。

そのまま食卓に出すだけで一品になるのはもちろん、アレンジ次第で朝食や昼食でも活躍してくれる「ポテトサラダ」。ランキングを参考に、風味やこだわりの違いを比べてみては。
(MBS/TBS系「サタデープラス」2024年9月21日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)