世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「パスタ(乾麺)」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
イタリアンの達人 ポイントは「絡み」と「時短」
今回は、スーパーやドラッグストア、インターネットで買える乾麺のパスタ16種類を比較。チェックポイントは ①コストパフォーマンス ②作りやすさ ③そのままの味 ④トマトソースとの相性 ⑤オイルソースとの相性 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
審査には、ミシュランガイド一つ星を14年連続で獲得した東京・麻布十番の名店「ピアット・スズキ」の鈴木弥平さんが協力。実は、家でも店でも市販の乾麺パスタを使っているという“イタリアンの達人”が重要視するのは、ずばり「絡み」。ソースと麺がしっかりと絡まって一体感があるかどうか。さらに「家庭で作るなら、早くておいしいのがいいですよね」と、ゆで時間が短い「時短」をポイントに挙げた。
忖度なしにひたすら「パスタ(乾麺)」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
5位は、本場のシェアNo.1 日本人向けに特別に開発した少し細い麺が絶品
第5位はバリラジャパンの『Barilla スパゲッティ No.4 500g』(550円 ※番組調べ)。
本場イタリアでNo.1シェアを誇る本格パスタ「Barilla(バリラ)」。パスタを噛んだ時の小麦の香りやうま味を求め、独自で品種開発をしたデュラム小麦を使用している。日本人に向けて特別に開発したという1.6mmの少し細い麺は、大きな具材と合わせるのもおすすめだ。
鈴木さんは「香りが違いますよね」と称賛。そして弾むような食感に、清水アナも「歯の入り方が一番心地いいです」と感心した。
4位は、時代に逆らう太さが好印象 達人も「今まで知らなくてごめんなさい」
第4位は日本製麻の『ボルカノパスタファミリー1.8』(税込210円 ※番組調べ)。
「ボルカノ」は、日本最古といわれるパスタブランド。日本有数の名水の里である富山県砺波市に工場があり、日本人の好みに合うよう強力粉の配合を研究。鈴木さんいわく、「うまくイタリアの乾麺と日本の乾麺が融合した感じ」で、ソースに負けないもちもち食感に仕上げている。特に、細麺が流行する時代に逆らう太さ1.8mmが好印象。トマトソースとの絡みも抜群で、ナポリタンにもぴったりだ。すべてのクオリティに驚いた鈴木さんは「今まで知らなくてごめんなさい」と感服した。
「コストパフォーマンス」も100gあたりの平均が約89円のところ42円と、商品名の通り家族で味わえる一品。
3位は、パスタ本来のおいしさにこだわったロングセラーシリーズ お手軽メニュー「カッチョエペペ」にしても◎
第3位はニップンの『オーマイ スパゲッティ 1.5mm 結束タイプ』(税込505円 ※番組調べ)。
1955年発売のロングセラー・オーマイシリーズ。パスタ本来の味にこだわり、産地が異なる2種類の小麦をブレンド。プリっとした食感となめらかな口当たりに仕上げている。しかも、1.5ミリの細めのパスタはゆで時間が短いうえに、ソースともよく絡んでおいしさが段違いに。「トマトソースとの相性」部門では1位となった。また、鈴木さんは「この細さがいいので、和風で出汁の効いた、さっぱりした感じのパスタにもよく合うと思います」と提案した。
さらにこのパスタを使ったメニューとして、失敗なしで調理時間はたった2分という「カッチョエペペ」を紹介。材料は、パスタ100g、粉チーズ10g、バター20g、ブラックペッパー適量。まずはボウルに粉チーズとバターを入れ、そこにゆでたパスタを加える。それらをバターとチーズが溶けるまで混ぜて、ブラックペッパーをふりかけたら完成。パスタ本来の味が活きる一品が簡単に出来上がる。
2位は、プロも降参「本当にイタリアのパスタを食べてるみたい」 「オイルソースとの相性」No.1
第2位は、日本製麻の『ボルカノチェント 1.6』(税込351円 ※番組調べ)。
第4位に続くこちらの「ボルカノ」は、デュラム小麦を100%使用。食感はぷりぷりで、噛めば噛むほどあふれる小麦の風味が味わえる。食材がシンプルでパスタの違いが現れやすいペペロンチーノにして比較した「オイルソースとの相性」部門では1位となった。たらこクリームパスタなど、クリーム系のパスタに使えばぷりぷり食感がより際立つそう。清水アナは「おいしすぎる。本当に別格」、鈴木さんも「本当にイタリアのパスタを食べてるみたい」「参りました」とその完成度に白旗を上げた。
1位は、清水アナもとりこに 全てを兼ね備えた超老舗メーカーの絶品!
そして第1位は、明治屋の『ガロファロ グラニャーノ IGP スパゲッティ 1.7mm 500g』(税込432円 ※番組調べ)。
ガロファロ社はイタリアの超老舗メーカー。商品名にもある「グラニャーノIGPパスタ」とは、EUの厳しい規定をクリアしたパスタにのみ与えられる証で、鈴木さんも「香り・味は申し分ない。群を抜いてダントツ」と言い切った。高級なセモリナ小麦を使用し、豊かな小麦の香り、絶妙な歯切れと弾力、ソースとの絡みやすさの全てを兼ね備えている。「そのままの味」部門で1位。「トマトソースとの相性」 「オイルソースとの相性」も満点で、「食べ終わった後もずっとおいしい」と清水アナをとりこにした本場イタリアの絶品が総合1位に輝いた。
実は、試してみると絶品だらけで、惜しくもランキングに入らなかった商品も多かった「パスタ」ベスト5。ぜひいろいろなパスタを食べ比べてみて、ゆで時間や太さ、原料だけでは計り知れないおいしさを味わってみてほしい。(MBS/TBS系「サタデープラス」2024年10月5日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)