陸上自衛隊の日野基本射撃場(岐阜)で、自衛官候補生(18)が隊員3人を銃撃し2人が死亡、1人が重傷を負った事件。容疑者の自衛官候補生は「52歳の教官を狙った」と供述、教官との間で何らかのトラブルや恨みを抱いた可能性が浮かび上がっています。

 元陸上自衛隊陸将補・ 鈴来洋志氏は「上官は選ばれた隊員。若者に早く立派な自衛官にしたいという思いがあるが、若者には多様な価値観があったのかもしれない」と動機の解明に注目する。

 一方、ジャーナリストの立岩陽一郎氏は「厳しい訓練ができないとなると大変なことになる。若い隊員の定員割れの問題などの自衛隊員へ関心を持たないといけない」と指摘します。

(2023年6月15日MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎鈴来洋志氏(元陸上自衛隊 陸将補 現在は偕行社安全保障研究委員会座長)