東京電力・福島第一原発の処理水の海洋放出が8月24日に始まりました。処理水に含まれる放射性物質「トリチウム」の濃度は1Lあたり43~63ベクレルと、国の基準6万ベクレルを大きく下回っています。この海洋放出について、放射性物質の人体への影響に詳しい茨城大学大学院の田内広教授は、『問題ない』として3つのポイントを詳しく解説してくれました。『1:自然界に存在する物質であり水道水や雨にも含まれている、2:放射線エネルギーが弱く、紙も人間の皮膚も通ることができない、3:体内に入っても長くとどまらず排出される』。そして田内教授は「科学的な情報を理解した上で判断することが大事」と訴えています。(2023年8月25日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)