薬物問題で揺れる日本大学アメリカンフットボール部ですが、11月30日に日大が文部科学省に提出した改善計画の報告書では「慎重に審議を重ね廃部とする方針を承認しました」と書かれています。この廃部方針に、部員らが撤回を求める嘆願書を提出したほか、ライバルである関西学院大学の鳥内秀晃前監督も「廃部は学生ファーストなのか疑問」と指摘。関学アメフトOBが廃部撤回を求めて署名活動を行う事態となっています。大学ジャーナリストの石渡嶺司さんは、大学側が廃部の判断を急いだ理由について「文科省への報告書に間に合わせるためにこの時期にした。学生のことはどうでもよくて、大学の自己都合、無責任ファーストだ」と厳しく批判しています。
(2023年12月1日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎石渡嶺司:大学ジャーナリスト 全国の大学を500校以上見て回り教育問題・組織運営などについて執筆・評論を行う