自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐるキックバック・裏金疑惑。JNNの取材に対して、安倍派の国会議員が「キックバックについては“派閥から政治資金収支報告書に書くなと言われた”と事務所の会計責任者が言っていた」と証言しています。この事態を受けて岸田総理は、安倍派の政務三役全員を交代させる案も含めて、今週中にも事実上の内閣改造・党役員人事を行うことを検討しています。政治ジャーナリストの武田一顕さんは、内閣官房長官の後任候補として、菅内閣時代の経験者で即戦力である加藤勝信氏や、森山裕氏、小泉進次郎氏、河野太郎氏といった名前が挙がっていると話します。そして今後の動きでは、野党が動いている内閣不信任案について、自民党内からこれに賛成したり欠席したりする造反者が出るかどうかが注目だとして、武田さんは「造反者は出ないと思うが…出たら大ニュース」としています。
(2023年12月11日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎武田一顕:ジャーナリスト 元TBS記者 元JNN北京特派員 中国情勢に精通 小渕内閣以降の歴代政権を取材 愛称は「国会王子」