派閥の政治資金パーティーをめぐる事件をきっかけに、自民党の3つの派閥が解散を発表。信頼回復につながるのでしょうか。自民党の政治刷新本部は派閥のルールづくりを検討していて、例えば『法令違反など問題がある派閥に対して党が解散を要求できる』などが考えられているということです。こうした動きについて、ジャーナリストの武田一顕さんは、週末に取材した自民党議員たちが「派閥の力が弱くなり、党の力が強くなる」ということを言っていたと紹介。派閥から配られるお金がなくなり、議員はお金を党に頼らざるを得なくなるため、党の発言権が強くなるということです。その上で武田さんは、岸田文雄総理が先週『派閥解散』を表明したことについて「岸田さんは自民党のトップ・総裁ですから、どんどん自分が強くなるんだということを彼は考えていたのでしょう」と見解を示しました。
(2024年1月22日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎武田一顕:ジャーナリスト 元TBS記者 元JNN北京特派員 中国情勢に精通 小渕内閣以降の歴代政権を取材 愛称は「国会王子」