トヨタ自動車は、グループの豊田自動織機が生産するディーゼルエンジンで認証不正があったとして、「ランドクルーザー300」や「ハイエース」など10車種の出荷を停止すると発表しました。エンジンの出力試験時に燃料の噴射量を調整し、見栄えの良いデータにする不正が行われていたということです。この不正についてトヨタ自動車・佐藤恒治社長に話を聞いたという自動車評論家の国沢光宏さんは「エンジニア出身の佐藤社長がデータを見比べたが、わからないだろうな…というような微妙なことだったらしい」と述べました。また、今回の不正はユーザーの命にかかわるようなことではないという認識を示した上で、豊田自動織機側が「かっこよく見せたかった、かっこいいものがつくりたい気持ちがもしかしたらあったのかもしれない」と見解を述べました。
(2024年1月30日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎国沢光宏:自動車評論家 日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員も務める 自動車雑誌など多数執筆