オリックス・バファローズや阪神タイガースで活躍した野球解説者の能見篤史さんが、オリックスのホットな情報をお届けする『能見篤史のバファローズ通信』。8月号は、プロ野球タイ記録「初登板から22試合連続無失点」を達成したルーキーの古田島成龍投手と対談。

 SNS上では全力のダンスを披露するなど、1年目からチームに溶け込む古田島投手。プロに入って驚いたことや幼少期のエピソードなど、オリ姫のお笑い芸人・チキチキジョニー石原祐美子さんとともに、“ここだけの話”を引き出しました。

 井上雅雄アナ「プロの野球界の印象はいかがですか?」
 古田島成龍投手「レベルが高くて、試合数も多く、思っていた以上に大変だなという印象です。ただ、それ以上に楽しさややりがいを感じています。開幕1軍に入れるとは正直思っていなかったし、1戦1戦やってきた結果が、自分でもここまでよくできているのかなと思います」
 能見篤史さん「僕の印象としては、投げる角度もそうですし、低めの真っすぐがすごく魅力的で、そこに投げ切っているときは安心して見ていられます」

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 石原祐美子さん「登場曲が『水戸黄門』のテーマソングというのは度肝を抜かれました。スタンドでは、相手チームのファンがざわついています」
 古田島「かっこいい洋楽もいいなとは思ったんですけど、ちょっとクセを出したいなと。茨城出身ということもあって。インパクトがほしかったので」
 井上「マウンドに向かうリズムとしては、どうですか?」
 古田島「“パァーン”と大きい音から始まるので、ゾーンに入れます」

「“ドラ”と呼ばれて生きてきて…」

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 井上「お名前の『成龍』の由来は?」
 古田島「いくつか説があります。父親は僕と同じように少し性格が変わっていて、本当は名前を“ドラゴン”にしたかったらしくて。ただ、さすがに母は嫌だったそうで、母がジャッキー・チェン(成龍)が好きだったこともあって、成龍になりました。あと、実家が茨城県河内町で、成田市と龍ケ崎市に挟まれているので、そこから1文字ずつ取ったという説もあります」
 石原「まさかの隣町から!?」

 古田島「親から成龍と呼ばれたことがなくて、“ドラ”と呼ばれて生きてきて…」
 能見「ドラ息子の“ドラ”じゃなくて?(笑)」
 古田島「ドラゴンの“ドラ”です(笑)。卒園式で名前を呼ばれて、そこで初めて自分が成龍だと知りました。最初は返事ができなかったんですよ。『成龍くん』と呼ばれて反応できないでいたら、父親から『おいドラ!』って言われて、自分のことだと認識しました」

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 井上「ファンの皆さんに、今後の意気込みをお願いします」
 古田島「改めまして、古田島“ドラ”です。後半戦もチームの勝利に貢献できるよう頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします」