パンダが食べ残した竹をイカの産卵場所に再利用です。

 おいしそうに竹を食べているのは、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドのパンダです。かわいいパンダですが、出された竹を食べ残してしまうこともあります。その量は、竹の枝と葉で年間約50トンにのぼるということで、再利用が考えられていました。

 その場所は海です。アドベンチャーワールドによりますと、アオリイカが産卵する海藻類が減少しているということで、深さ3~4mの海底に設置し、産卵場所にしています。

 これまで2年間でアオリイカの卵が産みつけられたことを確認。今年は60基設置する予定で、京都大学の研究機関と協力して、アオリイカがふ化する様子などを調査していくということです。