去年12月に発生した土砂崩れで通行止めとなっている奈良県下北山村の国道で、6月28日、仮設の橋による一般車両の通行が始まりました。

 奈良県下北山村の国道169号では山の斜面の監視体制が整ったなどとして、28日午前5時半から、国道を迂回する仮設の橋で一般車両の通行が開始されました。

 国道169号では去年12月、土砂崩れが発生し、男性1人が死亡。仮設の橋が設けられましたが、これまでは許可された車両のみ通行が可能でした。

 (奈良県 山下真知事)「道路交通の安全と村民の皆さんの生活経済、両立することがようやっとできた」

 今後5年をかけ、土砂崩れのあった現場の山側に約2.7kmのトンネルを造る方針だということです。