6月28日、アップルの新デバイス「AppleVisionPro」が発売されました。

 大阪・心斎橋にあるアップルの店舗。28日午前8時、店員らにハイタッチで迎えられ、笑顔で応じる客。お目当ては28日発売のAppleVisionProです。こちらはゴーグル型の端末で、デジタルコンテンツと現実に見える世界を一つにするもの。体験している人はみんな、何もない空間で手を動かしたり、両手を広げたり、不思議な動きをしています。

 (体験者)「最高でした。買う気はまったくなかったんですけど、今買う気にだんだんなってきています」
 (体験者)「エンタメにすごく感動したので、映画とかが、実際に自分が主人公というか、実際に映画に出ているような感覚が得られた」

 アップル初のゴーグル型の端末を中野広大アナウンサーが体験させていただきました。いったい、このゴーグルでどんな世界が見えるのでしょうか?

 (中野アナ)「意外と持った感じは軽いですね。では行ってきます…。お、すごい、手を動かすとスクロールできます。今、私の目の前、現実世界も広がっているんですけど、その中にスマートフォンで見るようなアプリが表示されていますね。ちょっと立体感があるといいますか…」

 現実世界の視界に浮かんでいるかのように表示されるアプリなどの映像。それを視線や指の動き、音声に合わせて、操作ができるのです。ホームページや映像なども大きく表示できて、位置も自由に動かせます。中野アナが視界に表示された画面を空中でつかむようにして手を動かすと…。

 (中野アナ)「画面が私の手と連動してゆっくりゆっくり空間を移動しています。移動して、離すと…すごい、こっちに移動しました」

 さらにキーボード入力も何もない空間で行います。

 (中野アナ)「『よんチャンTV』を検索しました。この空間全てがキャンパスといいますか、現実世界との融合が非常に密になっていて、境目がわからない」

 AppleVisionProの値段は59万9800円から。発売日に早速購入する人もいました。

 (購入者)「映像の仕事をしているんですけど、映像の従事者として、最先端の技術を経験したいなと思って。たぶん今年一番高い買い物だと思います」