知人に捜査情報を漏らしたとして兵庫県警の巡査長が書類送検されました。

 地方公務員法違反の疑いで書類送検されたのは、神戸市内の警察署に勤務する男性巡査長(32)です。兵庫県警によりますと、巡査長は3年前、「知人が反社会的組織に所属していないか調べてほしい」などと依頼され、暴力団に登録されていないかなど捜査に関する情報を不正に照会して、知人にSNSを通じて漏らした疑いがあるということです。

 また、巡査長は情報を提供した知人に食事代を支払ってもらうなどしていたということです。

 巡査長はほかにも9件、捜査に関する情報を不正に照会していたということで、取り調べに対して「安易に考えていた」などと容疑を認めているということです。

 兵庫県警は「職員に対する指導を徹底し、再発防止に努める」としています。