大阪・関西万博が開かれる夢洲で、約550匹の「ヒアリ」が発見されました。

 環境省によりますと、大阪市此花区にある夢洲のコンテナターミナルで、6月25日、調査会社がヒアリの調査をしていたところ、コンテナの周囲に置いた薬剤にヒアリとみられるアリが50匹ほど集まっているのが見つかり、駆除したということです。

 翌日に環境省が調べたところ、同じエリアでヒアリとみられる働きアリがさらに約500匹見つかり、環境省が駆除。25日に見つかったアリを専門家が調べたところ、ヒアリだとわかったということです。

 ヒアリは、刺された人が死亡した例もあることから「殺人アリ」とも呼ばれていて、今後、国などが調査と駆除を続けることにしていますが、環境省は、現時点でヒアリは夢洲に定着していないとしています。

 夢洲は来年の万博の開催地で、コンテナターミナルは万博会場から道路を挟んだ位置にあります。