7月1日、相続税などの算定基準となる「路線価」が発表され、近畿は2年連続で上昇しました。

 路線価は国税庁が公表する1月1日時点の土地の評価額で、相続税や贈与税の算定基準となります。

 近畿では平均1.8%の上昇で、去年から2年連続の上昇となりました。最も高かったのは、41年連続で大阪・梅田の「阪急百貨店うめだ本店」前で、1平方メートルあたり2024万円。2位はミナミの戎橋ビル前の心斎橋筋で、13.6%上昇し、1608万円となりました。

 上昇率では大阪市西区江戸堀の四つ橋筋が1位となり、去年と比べて19.3%上昇しました(1平方メートルあたり340万円)。

 専門家は、うめきたの再開発などが上昇の要因だと分析しています。