大阪市教育委員会は、東住吉区にある小学校で、プールの水を止め忘れ、2日以上にわたり水が出しっぱなしになっていたトラブルがあったと発表しました。

 市教委によりますと、東住吉区にある「矢田北小学校」で、28日正午ごろ、プールの水位が低かったことから、30代の男性教諭がプールへの注水作業を行っていたということです。

 この学校では、注水作業を行う際、職員室に掲示しているホワイトボードに作業中であることを記入するルールがありましたが、教諭は記入をしていませんでした。

 28日午後、雨天の影響でプールの授業は中止となりましたが、教諭は止めるのを失念。その後、別の教職員2人が、プールの浄化装置の停止作業を行いましたが、その際も注水が続いていたことに気が付かなかったということです。

 その後、7月1日に教諭が注水を止めていないことを思い出し、プールへ向かい、注水を停止したということです。

 男性教諭は「ホワイトボードへの記入を失念していた」と述べているということです。

 今回の注水による流れた水量や、損害額については調査中で、損害額の負担については、詳細が明らかになり次第、協議するということです。

 大阪市教委は、「プールの管理に係る要項等を毎年確認し、チェック体制を必ず構築すること等の通知を行っているところですが、再度、全校園に対し、教職員への周知徹底を図り、再発防止に努めてまいります」としています。