7月1日に土砂崩れが起きた滋賀県米原市では、2日朝から住民らが泥のかき出し作業を行うなど、復旧作業が続いています。泥は家の中にも流れ込んでいました。

 (自宅が被災した住民)「ここに住み続けられるか、復旧できるかどうか、今のところ全然予定が立たないですけど、何かしていないと…どうもできないので」

 米原市伊吹地区では1日に土砂崩れが起き、住宅街の斜面に沿って泥水などが流れました。市によりますと、これまでに床上浸水を2軒把握していますが、被害件数はさらに増える可能性もあり、調査を進めることにしています。

 また、住民24人が避難している小学校では、有志の地域住民らが炊き出しを行いました。

 (炊き出しを行う住民)「みなさんここに来ていただいて、温かいものを食べていただけたらいいかなと。そう思って作っています」

 一方、米原市は避難をしている人に民宿を手配し、避難生活を送れるよう進めているということです。

 2日夜も雨が予報されていることから、米原市は引き続き、伊吹地区に警戒レベルで最も高い『緊急安全確保』を発令していています。

 一方、奈良県十津川村では1日、国道ののり面が崩れて通行止めとなり、小山手地区の17世帯20人が孤立状態になっていました。県によりますと、通行止めとなっていた別の道路が2日午後6時に通れるようになり、孤立は解消されたということです。