アパートからは大量の大麻草が見つかったということです。

 大麻取締法違反の疑いで再逮捕されたのは、大阪府和泉市の無職・代慶和則容疑者(40)です。警察によりますと、代慶容疑者は去年10月ごろから今年5月にかけて、自宅のアパートの一室で大麻を営利目的で栽培していた疑いがもたれています。警察への情報提供があり、代慶容疑者の犯行が発覚したということです。

 警察が家宅捜索したところ、代慶容疑者の部屋には栽培用の鉢などが多数設置されていて、大麻草280株あまりや栽培に使用する照明器具などが見つかったということです。

 捜査員が捜索に訪れた際には、周辺で鼻を刺すようなにおいがしたということです。近隣住民からも…

 「バーベキューしているのかな?というにおいを感じたことがあります」
 「外から風に乗ってにおいがしてくるなと」

 代慶容疑者は大麻の売人とみられ、警察の調べに対し「自分で使うために栽培した」などと容疑を否認しているということです。警察は販売ルートなどを調べる方針です。

 大麻の売買は後を絶たず、大阪府岸和田市内では男2人が去年11月、ビニールハウスで大麻を栽培して車で来た客に直接手渡す、いわゆる「ドライブスルー方式」で大麻を販売していたとして起訴されています。

 大麻の所持や栽培などの疑いで全国で摘発された人数は去年1年間で6482人にのぼり過去最多となりました。中学生など若年層にも大麻はまん延していて、警察が摘発を強化しています。