7月3日(水)の近畿地方は日ざしが戻ります。急な暑さへの対策を万全にしてください。

 長く近畿付近に停滞して大雨を降らせていた梅雨前線が北へと離れ、南から、夏の空気を持つ太平洋高気圧に覆われる見込みです。このため、各地で梅雨の晴れ間になり、日ざしが届いて、夏の本番のような蒸し暑さになりそうです。雲も多少広がりますが、天気の崩れはなさそうで、久々に日ざしが暑い日中となりそうです。

 朝の最低気温は京阪神や和歌山では25℃の予想で、「熱帯夜」になる可能性があります。そこから昼間は大幅に気温が上がり、大阪は34℃、奈良・京都・舞鶴は35℃、豊岡は前日よりも10℃も高い36℃まで上がる見込みです。

 和歌山県と徳島県には今季初めての「熱中症警戒アラート」が発表されました。梅雨の晴れ間は特に熱中症患者が増えるタイミングです。外では無理をせず、水分や休憩をこまめにとること、屋内でも熱中症になりやすい季節になってきたため、エアコンも活用し、涼しく過ごすことを意識してください。

 広く晴れるのは水曜日のみで、4日(木)以降は再び、北の地域ほど梅雨空が続きそうです。5日(金)ごろにかけては、平年のこの時期よりも体にこたえる暑さになる見通しです。