大阪府豊中市の公立中学校のハンドボール部で顧問が部員に丸刈りを強要したとされる問題で、市が近く、この顧問を処分する方針を固めたことが分かりました。

 関係者によりますと2021年、豊中市の市立中学校のハンドボール部で当時の顧問が複数の部員に丸刈りを強要していたということです。市教委が調査したところ、当時の顧問は丸刈りの強要を否定した一方、保護者などへの聞き取りの結果、少なくとも4人の部員が丸刈りを強く求められていたことが確認されたということです。

 部員らは学校の提出物が遅れたことなどを理由に顧問から丸刈りを求められ、いずれも精神的な苦痛を受けていたということです。

 また、顧問はハンドボール部の遠征期間が短縮されたにもかかわらず遠征費の一部を保護者に返金していなかったことも新たに分かったということです。

 一連の問題を受け、市は近く当時の顧問を処分する方針です。