元税理士が脱税の疑いで刑事告発されました。

 所得税法違反の疑いで大阪国税局が刑事告発したのは、河合寿章元税理士(74)です。

 河合元税理士は、自身が顧問を務めていたリフォーム会社から得た報酬の一部を申告せず、2019年からの3年間で所得税を計約3400万円、脱税した疑いが持たれています。

 関係者によりますと、申告しなかった報酬には、会社に対して脱税を指南したことによる見返りも含まれているということです。

 大阪国税局は会社と前社長についても架空の工事費を計上するなどして所得約3億8900万円を隠し、約1億4100万円を脱税したとして、法人税法違反などの疑いで刑事告発しました。

 会社は取材に対し「河合元税理士から節税できると言われた。税理士を信用していた」と話しています。