京都の嵐山で昨夜から今朝にかけて、屋形船1隻が流され、大破していることがわかりました。船を所有する「嵐山通船」の社長は、「自然に流れるとは思えない。誰かがやったのなら許せない。」と話しています。

 嵐山の夏の風物詩・鵜飼を運営する「嵐山通船」によりますと、4日午前5時半ごろ、渡月橋周辺を歩いていた船頭が、壊れた状態で川に浮かんでいる屋形船1隻を見つけたということです。

 屋形船は、上流の船乗り場付近で2本のロープで固定し、保管されていたということです。従業員らが帰宅した3日午後6時半ごろの時点で、屋形船は普段通りロープで固定されていました。

 「嵐山通船」の小島義伸社長は、「船はロープで固定されていて自然に流れるとは思えない。誰かがやったのなら許せない。」と話し、今後警察に被害届を出すことも検討しています。