大阪・関西万博を前に、デング熱など蚊が媒介する感染症が国内に持ち込まれた際の訓練が行われました。

 (記者リポート)「こちらのドライアイスとライトを組み合わせた装置を使って、蚊をおびき寄せ、集めています」

 ドライアイスから出る二酸化炭素などを利用し蚊を集めていきます。訓練は、大阪・関西万博に訪れた外国人観光客らがデング熱などといった蚊を媒介とした感染症のウイルスを持ったまま入国し、それが原因で国内に感染症が広がったという想定で行われました。

 7月5日は、保健所の職員らが集めた蚊に冷却スプレーをかけて気絶させ、捕まえた蚊の種類を確認。生息状況などを調査しました。

 万博を来年に控え、大阪府は今後も保健所などと連携し、様々な感染症の広がりを想定した訓練を行っていくとしています。